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SNSで「いいね」を押す簡単な仕事、詐欺で数億ドン失う
<写真:giadinh.suckhoedoisong.vn>
ゲアン省警察の刑事部門によると、SNSで「いいね」や「ハート」を押すといった簡単なタスクで儲け話を持ちかけられ、最終的に最大で数億ドンの詐欺被害に遭ったという報告が寄せられている。
最近の事例では、地元の女性Aが旅行業のアシスタントとして誘われ、5億ドン(約307万4500円)以上を騙し取られた。
最初のタスクは、あるアプリケーションでホテルに「いいね」や「ハート」を押し、評価するというものであった。
Aによると、5月初旬に旅行会社のアシスタントとして働くオファーがFacebook経由で届いた。
Aは追加収入を期待してオファーを受け入れ、詳細を問い合わせた。
オファーは「ホテルの評価をして『いいね』や『ハート』を押すと2万ドン(約123円)もらえる。一日に15〜20回『いいね』や『ハート』を押すと35万ドン(約2150円)になる」という内容であった。
簡単そうに思えたため、Aはこの仕事を引き受け、最初のタスクを完了すると、報酬が即座に支払われた。
その後、別の専門家とさらにタスクを進めるよう指示されたという。AはTelegram上のグループに追加され、そこには指導者1人とタスク実行者4人がいた。
次に「外国投資を引き寄せるために追加の資金を出すと高額の報酬が得られる」という説明を受けた。
初日は40万ドン(約2460円)の報酬を得た。
次第にAはタスク遂行に夢中になったが、大きな金額が関わるようになると、データ入力ミスが頻発するようになった。
そのたびに「データ修正のために追加の資金を入れれば元金と報酬が返ってくる」と言われ、結局5億ドン以上を投入してしまった。
この大金を取り戻すため、Aはさらに3億4200万ドン(約210万3000円)を追加するよう指示された。しかし、資金を用意できず、連絡が取れなくなったことで詐欺に気が付いた。
ゲアン省警察の刑事部門の調査員によると、このような手口では、被害者がお金を入れるたびに失うことになる。詐欺の兆候を感じたらすぐに警察に通報することが重要である。
また、大金を失った場合でも、取り戻すためにインターネット上の誘いに乗ってはいけない。
悪意ある者が送ってくる偽の「ネットセキュリティ」「金融局」「弁護士事務所」のリンクには絶対に従わないように注意が必要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。