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3時間で7000回以上の落雷、ハノイの気象は異常か?

<写真:nhandaoonline.vn>
5日朝にハノイ市とその周辺地域で7000回以上の落雷が発生し、この現象が極端で異常な気象現象であるかどうかについての議論が行われている。
国家水文気象センターの気象レーダー部門長であるグエン・ドゥック・フォン氏によると、ベトナムには18の雷観測所がある。
これらは国際的な雷定位システムと連携しており、雷を検出、定位、分析、表示、保存、およびリアルタイムでデータを配信するように設計されている。
現在の雷観測所の範囲は400〜600kmに及び、ベトナムの陸地だけではなく、海上や近隣諸国の国境付近の雷も検出することが可能である。
このように広範囲に及べば、10分間で400回の雷が地上に落ちることは十分にあり得るという。
同日朝6時〜9時までの統計によれば、ハノイ市と近隣省の一部で、6時〜7時の間に3513回の雷が記録され、そのうち2322回が地上に落ちた。
7時〜8時の間には4060回の雷が記録されて2855回が地上に落ち、8時〜9時の間には2642回の雷が記録されて1848回が地上に落ちている。
合計で同日朝には約7025回の雷が地上に落ちたことになり、特に7時40分〜8時50分の間に雷の強度が最も強かった。
過去データと比較すると、この数値は異常ではない。5月19日15時〜18時の間に、デルタ地域南部では10万7825回の雷が記録され、そのうち3万1957回が地上に落ちた。10分間で最大3040回の落雷が記録された。
同様に、イェンバイ省では1時間に9131回の雷が記録され、そのうち2968回が地上に落ちた。6月5日12時〜13時の間には、クアンニン省のハロン湾付近の海上でも1866回の雷が地上に落ちている。
グエン氏はハノイ市とその周辺での10分間で475回の落雷は、過去のデータと比較しても異常ではないと結論づけた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。