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インドの大富豪、台風被害の支援に100万ドルを寄付

<写真:tuoitre-vn>
インドの大手インフラ・エネルギー企業アダニ・グループの会長であり、世界第15位の富豪であるゴータム・アダニ氏は、台風ヤギによる被害を受けたベトナムを支援するため、100万ドル(約1億4260万円)を寄付することを表明した。
アダニ氏はベトナム政府のファム・ミン・チン首相宛てに送った書簡で、台風と洪水による甚大な被害を受けたベトナム国民に深い哀悼の意を表している。
特に北部地域の被災者に対して強い共感を示し「ベトナムの人々は、常に困難を乗り越える驚異的な強さと忍耐力を発揮してきた」と述べた。
アダニ氏は災害復旧に向けて国民が団結することの重要性を強調し、自らの寄付が中央救援運動委員会を通じて、ベトナム北部の被災地域やハイフォン市のベトティエップ病院への支援活動に役立つことを望むと述べている。
また、ベトナムとの友好関係のさらなる発展に期待を寄せ「ベトナム国民の早期復興を心から祈っている」と述べた。
アダニ・グループはインド最大のインフラ企業であり、国内の主要港湾や空港、エネルギー事業を運営している。
2023年の売上高は330億ドル(約4兆6615億8000万円)、従業員数は約2万9000人に上る。アダニ氏自身の資産は825億ドル(約11兆6544億7500万円)に達し、インドおよびアジアで2番目の富豪とされている。
この背景には7月にファム・ミン・チン首相がインドを訪問した際の会談がある。アダニ氏は、その際にダナン市のリエンチエウ港プロジェクトやビントゥアン省のヴィンタン3号火力発電所への大規模投資に関心を示しており、さらにチューライ空港やロンタイン空港第2期の開発にも参加したい意向を示していた。
ベトナム政府はこれらの投資に対する障害を取り除くため、迅速に対応することを約束している。
アダニ氏はベトナム経済の発展を支援し、地域社会の繁栄に貢献するための継続的な投資を行うことを誓約している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。