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自家製銃器の違法販売が増加、取引ルートはSNS
<写真:tuoitre.vn>
ベトナムで自家製銃器の製造・販売が相次いで発覚しており、警察当局はソーシャルメディアを通じて違法に銃器の取引を行っていた者を摘発し、犯罪組織を特定する取り組みを強化している。
2021年初頭、ダナン市在住のN.T.L氏がレンタルした物件を使用して、クアンナム省出身のH.V.Q被告(35)が自家製銃器の製造・販売を開始した。
Q被告はYouTubeの銃器愛好者のコミュニティを通じて他の愛好者とつながり、国内外のネットワークを形成していた。
銃器や弾薬の部品を密かに入手し、自身で作成した銃器の紹介動画をYouTubeに投稿することで顧客を引き寄せた。
裁判でQ被告は罪を認め、家族の事情を考慮した減刑を求めたが、裁判所は国家の安全と公秩序を損なう行為として厳しい姿勢を示し、同被告に懲役3年の判決を言い渡した。
ダナン市警察は若者がFacebookやYouTubeなどのSNSを利用して、違法に銃器や関連部品を取引しているケースが急増していると警告している。
特に注目されたのは、フエ省在住のL.V.B容疑者(19)がハノイ市からダナン市に運送された小包から軍用銃を受け取ったケースである。
B容疑者は自己防衛の目的で銃を購入したと供述し、他にもSNSを通じて銃器を取引する違法ネットワークが存在することが浮かび上がった。
警察の捜査は更に多くの関係者に及び、バクザン省在住のN.C.T容疑者は軍用銃の改造や製造に使用する部品をSNSを通じて入手し、製造・販売を繰り返していた。
押収された物品には590発の弾薬、望遠鏡、火薬なども含まれ、捜査は続いている。
ダナン市は2024年に違法な武器や爆発物の回収を推進し、市民に対して自主的に武器を警察に引き渡すように呼びかけた。
キャンペーンの結果、約2000点の武器や爆発物が回収されているが、SNSを介した違法取引は依然として根強く、当局は引き続き摘発を強化している。
ダナン市公安局のネット犯罪防止対策室は、国民に対して違法な武器や危険物を自主的に警察に引き渡すように促しており、引き続き法の下で安全確保に努めていくという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。