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ビンファストの再編計画、資本金2.5兆ドンの新会社を設立
<写真:tuoitre-vn>
ベトナム最大の企業グループであるビングループ(Vingroup:VIC)は、傘下の電気自動車ブランドであるビンファスト(VinFast)を再編成する計画を発表した。
再編成によって新たに資本金2兆4640億ドン(約150億3040万円)の子会社であるビンファスト投資開発が設立される。
新会社は主に国外への投資活動を担い、ビンファストグループの海外展開を支援する役割を果たす見込みとなっている。
新会社の設立後にビングループは51.1%の出資比率を保持し、ビンファスト本体の持株比率は61.06%となる予定である。
また、ビングループの取締役会はビンファストグループに対して今後24カ月間で最大35兆ドン(約2135億円)の融資を実行する決定を下している。
また、既存の融資枠である最大80兆ドン(約4880億円)の借入金を転換する計画も承認された。
さらに、ファム・ニャット・ブオン会長は個人として、2026年末までに総額50兆ドン(約3050億円)を資産からビンファストに直接支援することを明らかにした。
ブオン氏の個人支援について、ビングループは「個人資産から捻出されるものであり、ビングループおよびビンファストの株主利益には影響を与えない」と強調している。
ビングループは今回の再編および財務支援の目的を「ビンファストの財務基盤を強化し、事業運営や投資活動に必要な資金を確保すること」と説明した。
また、2026年末までに収支を均衡させ、自律的なキャッシュフローを確立することを目標として掲げている。
今回の決定はビンファストがベトナム国内外で電気自動車市場において競争力を強化するための一環であり、今後の市場展開や資金調達戦略において重要な一手となる見通しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。