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ベトナム人労働者の平均月収、前年比で61万ドン増加
<写真:tuoitre.vn>
労働・傷病兵・社会問題省によると、2024年9月末時点で、全国の労働者の平均月収は850万ドン(約5万1850円)となり、前年同期比で61万1000ドン(約3727円)増加した。
第3四半期に発表された労働市場報告書では、年末にかけて労働市場がさらに活性化し、採用活動が増加する見込みであると分析されている。
9か月間の労働者の平均収入は男性が900万ドン(約5万4900円)、女性が790万ドン(約4万8190円)であった。
また、国内の労働人口は約5270万人に達し、前四半期比11万4000人、前年同期比23万9000人の増加を記録した。
労働者の約40%がサービス業に従事し、次いで工業・建設分野が33%、農林水産分野がそれに続く。
第3四半期時点で就業者数は5160万人となり、前四半期比11万4600人、前年同期比24万4000人増加した。
第4四半期には就業者数がさらに11万6000人増加し、5168万人に達すると予測されている。
特に小売業や自動車修理業が14万3000人増、医療・社会支援分野が3万3000人増と、いくつかの分野で雇用が顕著に増加している。
一方、不動産業は2万7000人、金融・保険分野は1万7000人の減少を記録した。
製造業は第3四半期に10万6000人の新規雇用を生み出したが、第2四半期には11万3000人の減少を経験するなど、大きな変動が見られた。
また、教育分野は前四半期比11万1000人の雇用減少、建設業は10万1000人の雇用喪失を記録した。
第3四半期に宿泊・飲食業は18万6000人、製造業は12万9000人の雇用増加を達成した。
採用が活発な職種として、販売、マーケティング、広報、運輸、機械操作が挙げられる。
一方で、求職者の間では電子商取引、デジタルマーケティング、物流管理、財務・会計、電気工学、営業分野が特に人気を集めている。
第4四半期の採用動向として、家具製造が4.5%増、ゴム・プラスチック製品製造が3.6%増、食品製造が2.4%増として増加が予測されている。
一方、採用が減少すると見込まれる分野は、石炭採掘で2.3%減、電気設備製造で1.3%減、農林水産業で0.1%減である。
政府は労働市場の変動を注視し、各産業の雇用創出を支援する施策を推進するとともに、労働者のスキル向上に向けた教育訓練の強化に取り組む方針である。
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