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日系企業のパートナー会社元代表、10億円超横領で逃亡

2024年11月30日(土)07時00分 公開
日系企業のパートナー会社元代表、10億円超横領で逃亡

<写真:cand.com.vn>

 

ホーチミン市警察の捜査機関は11月7日、地元企業NIPPON EPCの元代表であるドアン・クオック・バオ氏(45)に対し、信任を悪用した資金横領の疑いで所在確認のための公開捜索を行ったことを発表した。

 

本件はHIRAIWAベトナムの代表である日本国籍の大地裕氏が7月17日に提出した告発状に端を発する。

 

告発状によると、バオ氏はHIRAIWAベトナムとの取引を進める中で、約1710億ドン(約10億4310万円)を騙し取ったとされる。

 

NIPPON EPCは元々バオ氏が51%の株式を保有し、法的代表者を務めていたが、同氏は本件が明らかになり6月に退任している。

 

両社は継続的なパートナーシップを築き、HIRAIWAベトナムからの支払いの下、総額2300億ドン(約14億300万円)以上で4つのプロジェクトを請け負っていた。

 

プロジェクトにはキョウワベトナム新工場、ニチレイスーコ工場などが含まれる。

 

HIRAIWAベトナムから支払いを受けた後、NIPPON EPCは契約に基づき、下請け会社であるVEC社に支払いを行った。

 

各プロジェクトはNIPPON EPCが設計を行い、VEC社が工事を請け負っていた。

 

しかし、VEC社はバオ氏の妻グエン・ティ・キム・ガン氏が代表を務める企業であり、実質的にバオ氏が管理していたとされる。

 

VEC社はその後、鉄鋼やタイル、塗装、電気工事などの下請け業者と契約し、プロジェクトを進行させた。

 

しかし、2024年5月以降、バオ氏はプロジェクトの進捗を停止し、電話連絡が途絶えた。

 

HIRAIWAベトナムや下請け業者との連絡も途絶え、支払いも未履行のままとなり、住居から姿を消した。

 

これにより、現場では未払いの下請け業者や労働者が不満を募らせ、暴力行為や破壊活動などが発生し、地元治安に影響を与えていた。

 

トゥアティエン=フエ省とロンアン省の警察は現在、関連事件の調査を進めている。

 

ホーチミン市警察はバオ氏に関する情報提供を求めており、情報がある場合はホーチミン市警察捜査局まで連絡するように呼びかけている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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