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ホーチミンで大規模な消防訓練、1月11日に7000人を動員
<写真:ttbc-hcm.gov.vn>
ホーチミン市は2025年1月11日に総勢7000人以上を動員し、ヘリコプターや数百台の車両を使用した大規模な消防・救助訓練を実施する計画である。
訓練はホーチミン市中心部のグエンフエ通り、バクダン公園、サイゴン川沿いの客船ターミナル周辺を舞台に行われる予定で、同市人民委員会が主導し、国防省や公安省の専門部隊が協力する。
訓練は大規模イベント開催中の火災や爆発、群衆パニックなど複雑な状況を想定したものとなる。
特にグエンフエ通りでの花火イベントや祭典の最中に発生する電気系統の火災が、主要ステージ全体に広がり、ガス爆発を伴う建造物の崩壊が発生するという想定が含まれる。
この事故により群衆がパニックに陥り、多数の負傷者や混乱が発生するシナリオである。
さらに、バクダン公園の船上レストランでの火災、交通事故現場での化学物質漏洩など、複数の緊急事態が同時に進行する状況が作り出される。
この中で、救助活動がいかに効率的に行えるかが訓練の焦点となる。
訓練では国防省所属の第370航空師団のヘリコプター2機が投入され、火災現場の上空からの救助活動が実施される。
また、地上では公安や市の関係機関による消防車や救急車の迅速な対応が求められる。
この訓練を通じて、複雑な状況下での各部門間の連携と緊急対応力の強化を図ることが狙いである。
訓練は市内の主要交通路であるトンドゥックタン通りやハムギー通りにも影響を及ぼす。
特に化学物質を積載したトラックの転倒事故が発生した場合の対応をシミュレーションするため、道路封鎖や渋滞など市民生活への影響を最小限に抑える方法が検討されている。
ホーチミン市人民委員会は訓練を通じて、地域全体の防災・減災能力を向上させることを目指している。
ホーチミン市内で頻繁に開催される大規模イベントにおいて、万が一の災害に迅速かつ的確に対応するための貴重な機会となる見込みである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。