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スタジオジブリの名作、ベトナムの劇場で続々と公開
<写真:phunuonline.com.vn>
スタジオジブリの代表作がベトナムの映画館で次々と上映されることが決定しており、10月に上映された『火垂るの墓』に続いて『ハウルの動く城』や『千と千尋の神隠し』などの傑作が今後2カ月間にわたって大画面で楽しめることになる。
最初に上映されるのは宮崎駿監督による2004年公開の『ハウルの動く城』であり、この作品はアメリカのイラク戦争への介入に対する批判を込めたメッセージ性の強い映画として知られている。
国内外の映画祭で高い評価を受け、第78回アカデミー賞ノミネートやネビュラ賞脚本賞、オゼッラ賞技術功績賞など数々の栄誉に輝いた。
2024年は『ハウルの動く城』の公開20周年を記念して世界各国で再上映が行われ、多くのベトナムの観客が同作品の国内公開を期待していたが、その願いがついに叶うこととなった。
物語は不思議な呪いによって老婆の姿にされてしまった少女ソフィーが、美しい魔法使いハウルとその動く城を訪ねる冒険を描く。隣国間の戦争に巻き込まれるハウルを助けながら、ソフィー自身の呪いを解く旅路が展開する。
映画は平和の尊さと人間の知恵や思いやりの重要性をテーマに、戦争への鋭い批判を投げかけている。
監督の宮崎駿氏は本作が自身のキャリアの中で最もお気に入りの作品であると語っている。この映画の魅力は美しいアニメーションと幻想的な世界観にとどまらず、深いメッセージ性にある。
『ハウルの動く城』や『火垂るの墓』は、ベトナム国内のCGVシネマが計画しているスタジオジブリ作品21本を上映する4年間のプロジェクトの一環であり、次に上映される作品として、2025年1月3日から『千と千尋の神隠し』、1月10日から『耳をすませば』、1月17日から『猫の恩返し』が予定されている。
CJCGVベトナムの代表は「スタジオジブリの名作をベトナムの観客に届けることができるのは、大きな喜びであり光栄です。ジブリ作品の美しい映像と感動的な音楽をスクリーンで堪能できるのは、ファンの皆さまにとって格別の体験となるでしょう」と語った。
ジブリ映画は観る者を魅了する幻想的な世界と、人間味あふれる普遍的な価値観を届ける「魔法の扉」とも言える。このプロジェクトはベトナムの観客にとって記憶に残る温かい贈り物となることが期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。