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突発的な殺人の73%が飲酒関連、飲み会でのルール厳守が必須

2024年12月12日(木)07時00分 公開
突発的な殺人の73%が飲酒関連、飲み会でのルール厳守が必須

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナムでの殺人事件に関する裁判記録を調査した結果、原因の大半が突発的な衝動によるものであり、その中で飲酒や宴会が関連する事件が全体の73.2%を占めることが明らかになった。

 

年末に向けて宴会の増加が予想される中、事件を未然に防ぐために飲み会でのルール遵守が改めて求められている。

 

多くの事件で加害者と被害者が互いに知り合いではない場合が多い。仮に知り合いであった場合でも、事件発生の数時間前にはどちらも殺傷事件に発展するとは予想していなかったケースが多いという。

 

こうした状況では当事者が未経験の状況に迅速かつ危険な判断を下してしまうことが悲劇を招いている。

 

事例として、2021年12月にホーチミン市で隣人同士が飲み会中に口論となり、一方が相手に平手打ちをして壁に頭を打ちつけた後に謝罪した。

 

飲み会はそのまま続いたが、その後の口論がエスカレートし、最終的にナイフを用いた殺人事件に発展してしまった。加害者には18年の懲役刑が言い渡された。

 

2023年7月にはベンチェ省で誕生日パーティー中に口論が発生し、女性の送迎をめぐって意見が対立した結果、一方が相手を刺して死亡させた。加害者には17年の懲役刑が科された。

 

飲酒関連事件を防ぐため、地元当局は包括的な防犯対策を実施中であるが、個人レベルでも様々な注意が呼びかけられている。

 

飲み会に「主催者役」を置き、暴言や口論を避けることが推奨されており、緊張が高まった場合には場を離れることが重要である。

 

事実確認されていない情報を飲み会中に広めることは、誤解や口論の原因となる可能性が高い。他者が抱える不満や怒りに耳を傾けることも、感情の爆発を防ぐ手段の1つとされる。

 

事件の中には、当事者が確認されていない情報を「事実」と信じて行動し、暴力に至るケースも少なくない。

 

例えば、夫が妻の浮気を疑い口論となり、殺人事件に至る事例や、高齢女性が他者を襲撃する事件が報告されている。

 

飲み会を楽しむこと自体は否定されないが、その場での感情的な衝動が重大な結果を招く可能性を忘れてはならない。

 

年末の宴会シーズンを控え、個人および社会全体での適切な対策が求められる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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