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ホーチミンのメトロ1号線、6時間で約5.5万人の大盛況
<写真:laodong.vn>
ホーチミン市初の都市鉄道であるメトロ1号線(ベンタイン〜スイティエン間)が22日午前10時に正式に運行を開始し、市民から熱い支持を受けた。
運営を担うホーチミン市都市鉄道1号線有限責任会社の発表によれば、開業初日のわずか6時間で利用者数は5万4600人を超えたという。
午後4時時点で運行された便数は78本に上り、各駅で多くの利用者が訪れた。
特に始発駅であるベンタイン駅では、周辺に300~400mの行列ができるなど大きな混雑が発生した。
一部の利用者は乗車までに30~45分待つ事態となった。
このため、運営側は他の駅、例えばバソン駅やタオディエン駅、スイティエン駅などを積極的に利用するように市民へ呼びかけた。
新しい交通手段に対する市民の期待は高く、多くの人々が現代的な施設での体験を楽しんでいた。
ビンタイン区在住のトゥイさんは「ベンタイン駅から乗車し、モダンな空間を堪能しながら写真を撮るのが楽しみ」と喜びを語った。
一方、混雑による長時間の待ち時間により、一部の高齢者が体調不良を訴える場面も見られた。
利用者の多くはメトロ1号線の開業が市内交通の利便性を飛躍的に向上させることを期待している。
トゥードゥック市在住のタインさんは「これまで他国の地下鉄を利用してきたが、自分の街でこれほど近代的な交通機関を体験できるのは感慨深い」と語った。
また、バスや駐車場といった接続インフラの整備が進むことで利便性がさらに向上すると期待を寄せた。
一方、初日の運行においては過密状態が課題として浮上した。これに対して運営側は他の駅の利用や時間を分散しての乗車を呼びかけるなど対応を進めた。
また、メトロ1号線と接続する形で新たに開設された電気バス路線がサポートを行い、これらのサービスは30日間無料で提供される予定である。
運営会社の代表者は「無料運行期間中、1日最大200便を5~10分間隔で運行する」と述べ、混雑緩和のため計画的な利用を市民に呼びかけた。
ホーチミン市のメトロ1号線開業は、都市交通の近代化に向けた重要な一歩であると同時に、市民生活の質を向上させる大きな可能性を秘めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。