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ハノイの大気質、世界で6番目に汚染が深刻
2024年12月25日(本日)07時00分 公開
<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市では23日朝に大気質指数(AQI)が「非常に悪い」レベルに達し、健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある状態となった。
スイス拠点の大気データ分析機関IQAirによると、同日正午時点でハノイ市のAQIは約200に達し、世界で6番目に大気汚染が深刻な都市としてランク付けされた。
最も深刻な都市はインドのデリーで、AQIは577を記録している。
ベトナム環境汚染管理局の観測では、ハノイ市内の多くの地域でAQIが200を超え、「非常に悪い」状態に達していることが確認された。
午前9時時点では、バイバーチュン区でAQI252、ロンビエン区でAQI218を記録した。
さらに、バクトゥーリエム区の観測地点では、22日夜9時から11時にかけてAQIが380を超え、「危険」状態とされる緊急レベルに達した。
大気汚染の主な原因としては、逆温層現象や微粒子を拡散させる環境条件の欠如が挙げられる。
国家気象水文予報センターによると、北部全域で深刻な大気汚染が今後も続く可能性が高い。
ハノイ市人民委員会のチャン・シー・タイン委員長は、大気質改善に向けた包括的な対策を迅速に実施するように各部局へ指示した。
また、ベトナム清浄空気ネットワークのホアン・ズオン・トゥン会長によると、ハノイ市の大気汚染は特に雨が少なく風が弱い10月から翌年3月にかけて深刻化する傾向にある。
PM2.5微粒子の拡散がこの時期に進みやすいことが背景にあるという。
世界保健機関(WHO)は、大気汚染が年間約700万人の早期死亡を引き起こす世界的な問題であると警告している。
特に都市部では交通機関が主要な汚染源となっており、ハノイ市を含む都市では持続可能な環境政策の導入が急務である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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