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ハノイとホーチミンの交通渋滞、チン首相が緊急対策を要請
<写真:dantri.com.vn>
ファム・ミン・チン首相は、ハノイ市とホーチミン市で深刻化する交通渋滞問題に対応するため、関連機関に迅速かつ効果的な交通管理の実施を指示した。
同時に、重大な交通事故が相次いで発生したことを受け、事故への迅速な対応と再発防止策の強化を求めている。
12日午後5時、ゲアン省キーソン郡ナムカン村で発生した交通事故では、貨物車が民家に衝突して6人が死亡する大惨事となった。
さらに、翌13日午前4時、ハノイ市ヴォーグエンザップ通りで貨物車とバイクが衝突し、3人が死亡した。
チン首相は事故の犠牲者の家族に対して深い哀悼の意を表するとともに、負傷者の早期回復を祈念し、現場での迅速な対応や支援を指示した。
また、事故原因の徹底究明と責任者への厳正な処罰を命じた。
交通事故の再発防止に向けて、チン首相は公安省および各地方人民委員会に具体的な指示を出している。
まず、貨物車や大型バスの違反行為、特に速度超過や飲酒運転、定員オーバー、危険な追越しなどを厳しく取り締まることを強調した。
特にテト(旧正月)の時期は交通量が増加するため、監視を強化するように求めた。
また、高速道路での故障車両や違法停車に迅速に対応し、事故リスクを軽減する対策を講じることを指示した。
慢性的な交通渋滞が続くハノイ市とホーチミン市においては、科学的な交通管理を導入するように要請している。
交通の流れを最適化する新たな手法を迅速に取り入れ、渋滞緩和を図ることが求められている。
また、交通運輸省には、混雑の集中する主要道路や急勾配のある危険箇所の調査を指示した。
地方人民委員会や交通機関との連携を強化し、交通安全を確保するとともに、新たなインフラ計画の策定に取り組むように命じた。
チン首相は交通事故防止や交通渋滞解消への取り組みが、社会の安全と市民の生活の質を向上させるために不可欠であると強調している。
全ての関係機関が連携して問題解決に向けた努力を強化することが求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。