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ホーチミンのメトロ1号線、21日から有料運行を開始
<写真:vietnamplus.vn>
ホーチミン市初の都市鉄道であるメトロ1号線(ベンタン〜スオイティエン間)が、30日間の無料運行期間を経て1月21日より有料運行を開始した。
しかし、運行初日には発券システムの不具合が発生し、多くの乗客が現金による紙チケットの購入を余儀なくされた。
運行初日には、QRコード決済や銀行振込の利用が不可能となり、乗客の多くが現金で対応することとなった。
この影響で利用客数は無料期間に比べて減少した。さらに、月額パスの販売も開始されておらず、一部利用者は困惑を示した。
トゥードゥック市在住のファムさんは「無料期間中は毎日利用していたが、システム障害のため紙チケットを購入するしかなかった」と語った。
現時点では、Mastercardが部分的に利用可能であるが、NapasやVisa/JCBなどは1月24日以降に対応予定である。
ホーチミン市都市鉄道運営会社(HURC1)によると、現金利用者向けの紙チケットは一時的な措置であり、HCMC METROアプリやMastercard利用が推奨されている。
発券システムの電子決済機能については、MomoやNapasとの連携を進め、1月24日までにQRコード決済機能を導入する予定であるという。
運賃は現金払いの場合、区間ごとに7000~2万ドン(約43~124円)で、非現金払いの場合は6000~1万9000ドン(約37~117円)である。
1日乗り放題チケットは4万ドン(約248円)、3日間チケットは9万ドン(約558円)で販売されている。
また、月額パスは一般利用者向けに30万ドン(約1860円)、学生向けには15万ドン(約930円)と半額で提供される。
戦争功労者や障害者、60歳以上の高齢者、6歳未満の子どもには無料利用が認められている。
また、メトロ路線と接続する17路線の電気バスも同日から有料運行を開始した。
運賃は一般利用者で1回5000~6000ドン(約31~37円)、学生向けは3000ドン(約18円)となっている。
メトロ1号線は旧正月(テト)に向けた特別対応として、大晦日には終夜運行を行い、市民の利便性向上を図る予定である。
メトロ1号線は2024年12月22日の正式運行開始以来、5800便以上を安全に運行し、280万人以上を輸送する成果を上げている。
今後、発券システムの改善や利便性向上を図り、より快適な公共交通機関としての役割を果たすことが期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。