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ホーチミンでメトロ利用が本格化、市民の移動習慣に変化

2024年12月25日(本日)07時00分 公開
ホーチミンでメトロ利用が本格化、市民の移動習慣に変化

<写真:thanhnien.vn>

 

ホーチミン市でメトロ1号線(ベンタイン〜スイティエン間)の本格運行が開始され、多くの市民が通勤や通学手段として利用し始めている。

 

この都市鉄道の導入は、市民の移動習慣に大きな変化をもたらしている。

 

12月23日朝、ビンズオン省在住のティエン氏は初めて地下鉄を利用して通勤した。

 

ティエン氏は自宅からホーチミン市1区の職場まで片道20kmをバイクで移動していたが、地下鉄の運行を心待ちにしていたという。

 

ティエン氏は「これまでの通勤は片道約1時間、往復40km以上をバイクで移動していた。メトロは渋滞や排気ガスから解放されて非常に快適。今後は毎日の通勤手段として利用するつもり」と語った。

 

また、トゥードック市在住の学生であるニー氏は、メトロの利用によって通学時間が大幅に短縮された。

 

従来は複数のバスを乗り継ぐか高額なライドシェアを利用していたが、メトロの導入により通学時間が約2時間から40分に短縮され、「便利で快適」と語っている。

 

12月22日の公式運行開始日には、メトロ1号線の利用者数が約15万人に達し、運営側の予想を大きく上回った。

 

特に、ベンタイン駅では乗車希望者が長蛇の列を成し、一部で混雑が発生する事態となった。

 

ホーチミン市都市鉄道プロジェクト管理委員会と運営会社は、混雑緩和のため列車本数の増加や待ち時間の調整を行った。

 

また、運行開始直後の課題として、駅構内の清掃や利便性向上のための設備整備が求められている。

 

管理委員会の代表は「駅に自動販売機や飲料水提供設備の設置が急務であり、旧正月(テト)前には一部駅で導入する計画である」と述べた。

 

運営初期には混乱も見られるが、市民の高い関心と支持を受け、メトロ1号線は順調に運行を続けている。

 

今後の課題として、年末年始やテト期間中の需要増加に対応するための列車運行頻度の見直しや、駅構内の施設整備が挙げられる。

 

同委員会のファン・コン・バン氏は「市民と行政の待望のプロジェクトが遂に動き出した。運営初期の問題を迅速に解決し、安心で快適な移動手段を提供したい」と語った。

 

メトロ1号線はホーチミン市の都市交通革命の第一歩であり、その発展が今後も注目される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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