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テト期間中のホイアン、殺到する観光客で大混雑
〈写真:tuoitre.vn〉
ベトナム中部クアンナム省のホイアン旧市街では、旧正月(テト)2日目にあたる1月30日夜、主要道路が観光客で埋め尽くされた。
特に日本橋(来遠橋)周辺の通りには多くの人が押し寄せ、足の踏み場もないほど混雑した状態となった。
ホイアンの中心部では、チャンフー通り、バクダン通り、グエンタイホック通りといった主要道路や、旧市街へと続く橋が観光客で溢れ返った。
訪れた人々は色とりどりのランタンが灯る幻想的な街並みを楽しみ、名物料理を味わおうと訪れたが、予想を超える混雑に移動さえ困難な状況に陥っていた。
ホーチミン市から訪れた観光客、グエン・フー・タイ氏は「人が多すぎて家族とはぐれそうになった」と語る。
何度もホイアンを訪れているというタイ氏も、これほどの混雑は初めてであると驚きを隠さなかった。
特にバクダン通りの日本橋付近では歩くスペースが限られ、人の流れに身を任せるしかなかったという。
ハノイ市から訪れた観光客、トゥ・ハー氏も「写真を撮ろうとしても、人が多すぎて背景に誰も映り込まないようにするのが難しい。座って休むことにさえ苦労した」と話す。
ホアイ川沿いで行われる灯籠流しや遊覧船のアクティビティも混雑が深刻化し、乗船を希望する観光客が次々と訪れたが、船の供給が追いつかない状況が続いた。
地元メディアによると、30日午後からすでに市内の移動は困難を極め、中心部へ入るだけでも相当な時間を要したという。
旧市街周辺の道路では渋滞が発生し、ホアンジエウ通りやカオホンラン通りの駐車場、ホアイ川広場の駐車スペースは早い時間に満車となった。
これを受け、一部の住民が空き地を臨時駐車場として開放したが、市街地まで距離があるため、多くの観光客は長い距離を徒歩で移動することを余儀なくされた。
こうした混雑の中でも多くの観光客は旧正月ならではの華やかな雰囲気を満喫し、特別な体験に身を委ねた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。