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外国人2人が大麻取引、ホーチミンで逮捕・起訴へ

<写真:tracuuquyhoach.com>
ホーチミン市公安局刑事警察は、麻薬の違法売買および使用を組織したとして、南アフリカ国籍の被告2人に対する捜査を完了し、起訴を求めた。
捜査当局によると、リカート・ベヴァン・ディーン容疑者(37)が違法薬物取引の罪で、ローデ・ライナート容疑者(30)が違法薬物使用の組織罪で、それぞれ起訴される見通しである。
2024年5月15日午後8時30分、配車アプリ「グラブ」の配達員であるグエン・バン・ズオン氏とヴィエン・チー・ヒエウ氏は、ホーチミン市4区ベンヴァンドン通りにあるヴァンドー・マンションのエントランスで顧客から荷物を受け取った。
それぞれトゥードゥック市タオディエン地区およびビンタイン区22街区へ配送する予定であった。
しかし、荷物を確認した際、ヒエウ氏の荷物には3つのビニール袋に入った12.78gの大麻)、ズオン氏の荷物には同様の2袋に入った11.05gの大麻が含まれていることが発覚し、両氏は直ちにホーチミン市4区警察署に通報した。
その後の捜査により、ヴァンドー・マンション14階10号室に住むディーンとライナート、その交際相手であるレー・ホアイ・ゴック・ビック(22)の3人から大麻の陽性反応が検出された。
警察は同室を家宅捜索し、リビングルームから36.10gの大麻を含むガラス瓶1個、寝室から32.62gの大麻を含むビニール袋2個を押収した。
捜査の結果、ディーンとライナートは2023年8月にヴァンドー・マンションの14階10号室を賃貸し、2023年9月にディーンはホーチミン市1区ブイビエン通りで、身元不明の売人から大麻を購入したことが明らかになった。
ライナートが大麻の購入を希望したため、ディーンは2回にわたり大麻5gを100万ドン(約6000円)で購入していた。
その後、ライナートはより安価な大麻を求め、他の売人から直接購入し、自身と交際相手が使用するようになった。
また、ディーンは2024年3月、同僚の英語教師であるレー・ディン(35)に12gの大麻を260万ドン(約1万5610円)で販売した。
この際に配送のために利用した配車アプリのドライバーが警察に通報したことで、最終的にディーンは計78.4gの大麻を販売した責任を問われることとなった。
ホーチミン市公安局はディーンを違法薬物取引の罪で、ライナートを違法薬物使用の組織化の罪で起訴するように求めた。
また、ホーチミン市公安局は4区警察に対し、今後の捜査の迅速化を要請している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。