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列車内でほぼ下着の写真撮影、メトロで問われるベトナム人のモラル

2025年02月18日(火)07時00分 公開
列車内でほぼ下着の写真撮影、メトロで問われるベトナム人のモラル

<写真:cdn1.tuoitre.vn>

 

ホーチミン市では都市鉄道(メトロ)1号線が開業して2カ月以上が経過し、市民の新たな移動手段として定着しつつある。

 

しかし、一部の乗客による不適切な写真撮影が問題視されている。

 

運営会社であるホーチミン市都市鉄道1号線有限責任会社(HURC1)によると、多くの市民がメトロ1号線で記念写真を撮影し、SNSに投稿している。

 

しかし、中にはマナーを欠いた行為も見られ、特に駅構内で衣服を脱いで撮影するなど、公序良俗に反するケースが発生しているという。

 

同社は美しい瞬間を記録すること自体は歓迎するとしつつも、撮影には一定のルールを守る必要があると強調する。

 

具体的には、三脚やフラッシュの使用は禁止されており、商業目的やプロフェッショナルな撮影を行う場合は事前の許可が必要となる。

 

また、安全面からプラットフォームの可動式ホーム柵の近くや、混雑時の通路上での撮影も控えるように求めている。

 

さらに、エスカレーターの非常停止ボタンを押して撮影する行為も禁止されている。

 

同社の代表者は「駅員は注意喚起を行っているが、全ての乗客を監視することは難しく、最も重要なのは利用者一人ひとりの意識である」と述べた。

 

運営側は、車内の衛生管理についても課題を指摘している。車内での飲食やごみの放置が見られるほか、ペットをリュックに入れて持ち込み、ホームで放すケースも確認されている。

 

また、乗降時に出入口付近に立ち止まり、ドアの開閉を妨げる行為も問題となっている。

 

ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)のファン・コン・バン委員長は「メトロ1号線は自動運行システムを採用しているが、乗客の動きが遅いとドアが閉まらず、運行スケジュールに影響を及ぼす」と指摘する。

 

こうした課題への対応として、運営側は車内の清掃頻度を増やすとともに、飲食禁止の啓発活動を強化している。

 

バン委員長は「メトロ1号線は大量輸送を担うが、清掃スタッフの数には限りがある。乗客と協力し、清潔で快適な都市鉄道を維持することが不可欠である」と述べた。

 

サービス向上の一環として、メトロ1号線では各駅に待合用のベンチを追加設置し、乗客が快適に過ごせる環境を整えた。

 

また、携帯電話の充電ステーションや情報検索用のデジタルスクリーンなど、利便性を高める設備の導入も進められている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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