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HCMCメトロのつり革で懸垂、運営会社が警察に対応を要請

〈写真:Vov.vn〉
ホーチミン市のメトロ1号線(ベンタイン〜スオイティエン間)で若い男性が吊り手や車内の鉄柱にぶら下がり懸垂をする動画がSNSで拡散・炎上している。
この件を受け、26日にホーチミン市都市鉄道1号線運営会社(HURC1)は警察に対し、関係者の調査および適切な処分を求めた。
問題の行動が確認されたのは24日で、男性は車両内で繰り返し吊り手や鉄柱にぶら下がる行為を行い、乗客の安全に影響を与えかねない状況を引き起こした。
この行為は、ベンタイン〜スオイティエン間の車両1401号と、その逆方向の1602号で目撃された。
HURC1は車両内の吊り手や設備が車両の揺れに備えるために設置されたものであり、運動やパフォーマンスのために使用すべきではないと指摘した。
さらに、このような行為が実施者自身だけではなく、周囲の乗客にも危険を及ぼす可能性を強調し、とりわけ混雑時には重大なリスクを招くと述べた。
また、HURC1は2021年制定の政令144号第7条に基づき、このような行為が公共秩序を乱す違法行為に該当すると指摘した。
場合によっては行政処分や刑事責任が問われる可能性があるという。
同社はさらに、ホーチミン市人民委員会が策定したメトロ1号線の安全運行規則に基づき、警察に対して関係者の特定と処分を要請している。
HURC1は今回の事件を受け、他にもメトロ利用者の間で多くのルール違反が発生していることを指摘した。
駅構内での飲食物の持ち込み、ペットを放す行為、三脚を用いた撮影による乗客の妨げ、非常用扉(EWD)を利用した写真撮影、公共の場での不適切な服装での撮影行為などが挙げられる。
HURC1の担当者は「これらの行為は運営スタッフの業務負担を増加させるだけではなく、公共交通機関としての安全で快適な環境を損なう」と述べ、利用者全員にルール遵守を呼びかけた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。