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ベトナムの肉類輸入額、1ヶ月で約10兆ドンに到達

<写真:nhachannuoi.vn>
ベトナム農業環境省によれば、2025年2月における同国の肉類輸入額は3億7300万ドル(約565億円)に達し、前年同月比で40.5%の増加となった。
これにより1月から2月の累計輸入額は7億3400万ドル(約1112億円)に達し、前年同期比では50.3%の大幅な増加を示した。
豚肉の平均輸入価格は1トンあたり2672ドル(約40万4660円)であり、前年同月比で20%以上の上昇を記録している。
一方、南部各省の国内市場においては、豚肉の卸売価格が1kgあたり7万5000〜8万3000ドン(約436〜482円)で推移しており、依然として輸入肉の方が割安である状況が続いている。
輸入先としては、インドが最大の供給国となっており、これにロシア、米国、ブラジル、カナダ、ポーランド、オランダなどが続く。
国内市場ではアフリカ豚熱の影響により供給が逼迫し、ホーチミン市の市場では豚肉価格が高騰している。
具体的にはコツレ肉が1kgあたり16万5000ドン(約958円)、モモ肉が13万5000〜13万7000ドン(約784〜795円)、肩肉・赤身・モモ肉などが16万〜18万ドン(約929〜1045円)にまで上昇した。
これに対して鶏肉価格は、供給過剰および輸入増加の影響により大幅に下落している。
市販価格は1kgあたり4万3000〜7万9000ドン(約250〜459円)であり、特に工業用大型鶏については2万3500ドン(約137円)と、非常に低い水準となった。
また輸出に関しては、2月におけるベトナムの肉類輸出額は2190万ドル(約33億1851万円)であり、前年同月比で8.8%の減少となった。
主な輸出先は香港であり、乳飲み豚や冷凍豚肉など、鮮度を保った製品が高く評価されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。