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ホーチミンの水上レストラン、債務不履行により競売へ
2025年03月28日(金)07時00分 公開

<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市のサイゴン川に係留されている著名な水上レストラン「エリサ号」が、所有企業の債務不履行を受け、競売にかけられる運びとなった。
差し押さえを行ったのはアグリバンク・サイゴン支店であり、競売は4月18日にホーチミン市資産オークションサービスセンターにより実施される予定である。
エリサ号は2007年にバオティン社によって建造された全長44.29mの鋼鉄製船舶であり、最大収容人数は1000人に達する。
三菱製の出力650馬力エンジンを搭載しており、現在はハオフイ商業社が所有し、サイゴン港に係留されたまま水上レストランとして営業を続けている。
ハオフイ商業社は2005年に設立され、2020年7月時点における登録資本金は600億ドン(約3億5383万円)に達していた。
一方で、同社の債務総額は2月28日時点で約1340億ドン(約7億9059万円)にのぼり、その内訳は元本約598億ドン(約3億5246万円)、利息約741億ドン(約4億3688万円)となっている。
今回の競売にはエリサ号のほか、担保資産としてカムリSE 3.5も含まれる。
エリサ号は屋外・屋内席、宴会場、VIPルームなど多様な空間を備え、移動せず常時停泊したまま営業する独自のスタイルで知られてきた。
ホーチミン市における人気の花火観覧スポットとしても多くの来客を集めてきたが、近年の経営難が顕在化し、今後の運営は極めて不透明な状況となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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