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ハノイの土地競売で6人に実刑、1㎡300億ドンに吊り上げ

<写真:laodongthudo.vn>
ハノイ市ソクソン郡で2024年11月に行われた土地競売において、6人の被告が意図的に価格を吊り上げ、競売の成立を妨害したとして有罪判決を受けた。
ハノイ市人民裁判所は3月6日に審理を行い、主犯のファム・ゴック・トゥアン被告に禁錮3年の実刑判決を下した。
事件が発生したのは、ソクソン郡クアンティエン村ドンライ地区の土地競売である。
被告らはこの土地の将来的な値上がりを見込み、1~2区画を取得しようと計画した。しかし、資金が不足していたため、競売を意図的に破綻させる手段を講じた。
被告らは事前に示し合わせ、初回から第4回までの入札では相場より低い価格を提示し、第5回で突如として極端に高額な価格を提示した。
その後、第6回では一切入札せず、競売が成立しないよう仕向けた。
調査によると、第5回の入札では1㎡あたり5900万ドン(約34万3000円)から300億ドン(約1億7439万円)という非現実的な価格が提示されていたことが判明している。
この不正行為により、競売主催者のタインスアン合同競売会社と競売参加者230人が被害を被った。
法廷でトゥアン被告は罪を認め、土地の将来価値を見越して取得を狙っていたと供述した。
また、仲間内で事前に入札戦略を立て、価格操作を行うことを決めていたことを明らかにしている。
共犯者のゴー・バン・ズオン被告は「事件後に不安を感じたが、トゥアンから『何の問題もない』と言われた」と証言した。
さらに、「マスコミに問われた際は自分たちを富裕層であると主張し、『地球を揺るがすような事件を起こすのだ』と指示された」とも述べた。
しかし、最終的に罪の意識に苛まれ、複数の被告が自主的に出頭した。
裁判所は被告らが法律を理解しながらも私利私欲のために違法行為を行い、競売制度の信頼を損なったと指摘している。
特に不動産市場の混乱を引き起こし、社会的な不満を招いた点を重く見た。
判決ではトゥアン被告に禁錮3年、ズオン被告に2年6カ月、グエン・ドゥック・タイン被告に2年の実刑判決が下された。
また、グエン・ティ・クイン・リエン、グエン・テ・チュン、グエン・テ・クアンの3被告には、それぞれ12~18カ月の執行猶予付き判決が言い渡された。
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