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連休に急騰する航空券価格、一部路線は金価格を上回る

<写真:doisongphapluat.com.vn>
ベトナム国内の航空券価格が4月30日の南部解放記念日および5月1日のメーデーにかけた連休を前に急騰している。
5日間にわたる大型連休により旅行需要が急増しており、特にホーチミン市では南部解放50周年を祝うイベントへの参加者が集中することが価格上昇の大きな要因とされる。
ハノイ〜ホーチミン間の往復航空券は、ベトジェットやバンブーエアウェイズで570万〜870万ドン(約3万4770〜5万3070円)に達し、ベトナム航空のビジネスクラスでは1200万ドン(約7万3200円)を超える価格も確認された。
これは通常期と比べて20〜30%の値上がりに相当する。また、中には金を上回る価格設定となっている便も存在しており、その異常な高騰ぶりが話題となっている。
他の主要路線においても価格上昇は顕著で、ハノイ〜フーコック、ハノイ〜ニャチャン、ハノイ〜ダナンといった観光地行きの航空券は、おおむね700万〜1000万ドン(約4万2700〜6万1000円)の範囲に達している。
特にフーコック行きの便では、一部で既に満席となっている状況である。
ベトナム民間航空局によると、2025年の連休期間中に国内航空各社が提供する予定の便数は7500便以上、座席数は約150万席に上り、いずれも前年同期比で20%を超える増加となっている。
中でもホーチミン市関連の便が全体の大半を占めており、約5000便が集中する。
ハノイ〜ホーチミン間の便数は1261便に達し、こちらも前年と比べて16%の増加となる見込みである。
旅行予約サイトBest Priceによれば、今後さらに価格が上昇し、特に人気の時間帯に運航される便では空席がなくなる可能性があるという。
航空券の高騰を受け、一部の旅行者の間では列車や自家用車など、他の交通手段への移行も見られるようになっており、航空各社の運賃政策や需給バランスの調整に注目が集まっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。