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ベトナム初の日本式砂防ダム、ソンラ省で初竣工

2025年04月18日(昨日)07時00分 公開
ベトナム初の日本式砂防ダム、ソンラ省で初竣工

<写真:nld.com.vn>

 

ベトナム初となる日本式砂防ダムがソンラ省ムオンラー郡ナムパム渓流において竣工した。

 

16日にベトナム農業・環境省の堤防管理・防災局と国際協力機構(JICA)ベトナム事務所によって完成式典が共同開催された。

 

本ダムは2024年9月に着工されたものであり、全長61m、堤頂幅3m、高さ9mのコンクリート構造である。

 

設計には日本の技術基準が採用されており、土石流発生時に流木や土砂を捕捉することで、下流域の災害被害を効果的に軽減することが期待されている。

 

JICAベトナム事務所によれば、砂防ダムは土砂災害に対する極めて有効な構造物である。

 

今回の試験的建設を起点として、ナムパム流域をはじめとする他の高リスク地域にも同様の施設が展開されることが期待される。

 

また、農業・環境省のグエン・チュオン・ソン副局長も、本ダムを日本の基準に準拠した可視化モデルとして位置付け、今後の災害対策インフラ整備における重要な一例として高く評価した。

 

しかしながら、本ダムは単独かつ小規模であるため、土石流対策としての機能には限界があると指摘されている。

 

このため同省は日本政府に対し、ナムパム川流域全体にわたる砂防ダム網の構築に向けた更なる支援を要請しているという。

 

砂防ダムは日本で開発され、同国内において既に6万4000基以上が設置されている。

 

さらに、台湾や韓国など土砂災害リスクの高い諸国においても、その導入が広がりを見せている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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