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信号待ちの停止線越えに注意、最大2000万ドンの罰金

<写真:dantri.com.vn>
現在のベトナム道路交通違反処罰規定によれば、信号待ちの際に停止線を越えて停止した自動車運転手に対して、1800万〜2000万ドン(約10万1000〜11万2240円)の罰金が科される可能性がある。
公安省交通警察局の担当官は、黄色信号または赤信号の際に停止線を越えて停止する行為について「信号機の指示に従っていない」と判断されると述べている。
2024年版道路交通安全法では、黄色信号での進行は「すでに停止線を越えて進行中の場合」を除いて原則禁止されており、赤信号では完全な進行禁止が規定されている。
これに基づき、たとえ停止していても、停止線を越えていた場合には違反と見なされ、罰金に加えて運転免許証から4点が減点される。
また、オートバイの運転者にも400万〜600万ドン(約2万2450〜3万3670円)の罰金が科される。こうした厳罰化は信号無視による事故防止と交通秩序の回復を目的としている。
一方で、一部の運転者や法律専門家からは、この罰則が実際の行為に対して過剰であるとの指摘も上がっている。
停止線を越えてしまう原因として、距離の見誤りやブレーキ技術の未熟さといった技術的要因があることを考慮し、信号無視とは異なる軽微な違反として区別すべきであるとの意見が多い。
なお、同様の違反は従来より特にバイク利用者に多く見られ、横断歩道を塞いだり、歩行者の通行を妨げるなど、都市部での交通秩序を乱す要因となっていた。
こうした状況を踏まえ、専門家は今後、違反の危険度に応じた段階的な処罰制度の導入を提案している。
具体的には、停止線を越えただけで歩行者用ゾーンには侵入していないケースと、横断歩道や対向車線にまで侵入したケースとで、処分の重さに差を設けるべきであるとしている。
交通警察は信号待ちの際には停止線の位置を正確に認識し、無理な進行を控えるように、運転者に対して注意を促している。
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