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ベンタイン駅の撮影制限に懸念、メトロ側は「安全確保が目的」と説明

<写真:lifestyle.znews.vn>
ホーチミン市中心部に位置するメトロ1号線ベンタイン駅において、撮影に関する制限措置がSNS上で注目を集めている。
「駅での撮影が禁止された」との投稿が拡散され、観光客や若者の間で困惑が広がった。
これに対し、鉄道運営側は「安全確保と秩序維持を目的とした措置であり、すべての撮影を禁止しているわけではない」と説明している。
問題となったのは、駅構内で写真撮影を試みたところ、警備員から制止されたという投稿である。
投稿者はベンタイン駅からレライ通り、ファムホンタイ通り、ファンチャウチン通りなどに通じる地下通路で撮影を行おうとしたが、理由の説明もないまま撮影を止められたと主張している。
運営を担うホーチミン市都市鉄道1号線管理会社(HURC)は、個人のスマートフォンによる記念撮影については原則として許可しているとし、「フラッシュを使用しない限り問題はない」との見解を示した。
ただし、三脚や照明機材、小道具を使用したグループ撮影、あるいはプロフェッショナルな撮影機材を伴う撮影は、安全確保の観点から原則禁止としている。
また、ラッシュアワーや通路・階段など人の往来が多い場所では、さらに厳しい撮影制限が設けられている。
ベンタイン駅は2024年12月に開業した地下駅であり、現代的な建築デザインにベトナム文化の要素を融合させた意匠が特徴である。
蓮の形を模した天窓や大きなアーチ型の天井、創造的な照明演出が施されており、開業以来、若者や旅行者の間で撮影スポットとして高い人気を博している。
撮影に関する規定は駅構内に掲示されており、訪問者が事前に内容を確認できるように配慮されている。
また、駅の外に接続する一部通路では、通行の妨げとならない範囲での撮影が許可されている。
メトロ1号線は全長約20kmにわたり、ベンタイン駅からトゥードゥック市ロンビン地区を結ぶ都市鉄道路線である。
地下3駅、高架11駅の計14駅を有し、ホーチミン市初の都市鉄道として、交通インフラの新たな時代を切り開くプロジェクトとして注目を集めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。