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ハノイ・バーディン区の黄金地、再開発用地を民間企業に引き渡し

<写真:vietnamnet.vn>
ハノイ市人民委員会はバーディン区コンヴィ街区リエウザイ通り22番地に所在する敷地約1328㎡を、旧集合住宅の再開発事業用地として民間企業に引き渡した。
本用地は旧ベトナム映画資料院の集合住宅跡地にあたり、再開発事業「The Boulevard」は、ベトナム・オーストラリア不動産投資開発有限会社が実施する。
用地に関しては既に補償、住民移転、仮住まいおよび再定住の手続きが完了しており、再開発に向けた準備が整っている。
事業者は今後、関連部局と連携しながら、地図上および現地での境界線の確定、ならびに土地使用権証明書の取得に向けた手続きを進める必要がある。
また、建設許可の取得に際してはハノイ市建設局の指導を仰ぐこととされている。
本事業は2018年に正式承認を受けていたが、これまで着工には至っていなかった。
計画によれば、地上25階・地下3階建ての複合施設が建設され、住宅、公共サービス、オフィス、ホテルの各機能を備える予定であり、約280人の居住が想定されている。
建築面積率は約63%とされている。
なお、ハノイ市内には1960年から1994年にかけて建設された老朽化集合住宅が約1500棟存在する。
そのうち約1300棟は76の住宅団地に、306棟は独立した建物として点在している。
2005年以降、旧集合住宅の改修が段階的に進められてきたが、これまでに完了したのは19件、進行中のものは14件にとどまっている。
2021年から2025年にかけての計画では、危険度の高い「D級住宅」4カ所と、再開発の可能性が高い6カ所、計10カ所の改修を目指していたが、いずれも未着工のままである。
ハノイ市は2025年中に少なくとも1〜2カ所の改修工事の着工を目指しており、再開発の加速が求められている。
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