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中国産牡蠣が大量流入、ベトナム産業界に打撃
2025年07月10日(本日)07時00分 公開

<写真:nguoiquansat.vn>
中国から輸入された牡蠣が低価格と見た目の良さを武器にベトナム市場へ大量に流入し、国内産品を圧倒している。
卸売価格は1kgあたり3万〜4万7000ドン(約167〜261円)と安価であり、特に北部市場やSNS上で広く取引されている状況である。
中国産牡蠣は肉厚で形状が均一であるため、外食産業を中心に高い需要を得ている。
中にはクアンニン産と偽って販売される例も見受けられ、一部業者は冷蔵コンテナで日量数台分を各地に輸送していると証言している。
こうした中、大手水産チェーンのホアンザイ水産は、出所不明かつ検疫を経ていないことを理由に、中国産牡蠣の取り扱いを拒否しているという。
品質や衛生面への懸念が高まっており、実際にクアンニン省では、出所を示す書類がない牡蠣や貝類計16.7トンが摘発・廃棄された。
また、63トンに及ぶ牡蠣の稚貝が密輸品と判断され、現在は刑事事件として調査が進められている。
このような中国産牡蠣の急速な拡大により、国内の養殖業者は深刻な打撃を受けている。
天然育成を基本とする地元産牡蠣は、形状や大きさで中国産に劣るとされ、販売価格も1kgあたり1万8000ドン(約100円)にまで下落した。
採算が合わず、多くの養殖業者が経営困難に陥っている。
専門家は中国産ハウには成長促進剤や保存目的の化学薬品が使用されている可能性があると指摘し、警鐘を鳴らしている。
現在、一部の流通ルートは検査強化により制限されているが、食品安全の観点から、より厳格な監視体制の整備が求められている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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