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ベトナム人のカジノ解禁案、外貨流出防止を模索
2025年08月13日(本日)07時00分 公開

<写真:vietnamnet.vn>
ベトナムでは、自国民のカジノ入場解禁をめぐる是非が議論されている。
現行制度は外国人専用であり、多くのベトナム人がカンボジアやシンガポール、マカオなどに渡航してギャンブルを行い、その結果外貨が流出している。
専門家は、解禁によりこれらの資金を国内に留め、観光産業の競争力を高められる可能性があると指摘している。
提案では、カジノの設置はフーコック、バンドン、ニャチャン、ダナン、ホイアンなど、既に観光エコシステムが整った大型リゾート複合施設に限定する方針である。
入場条件は厳格に設定され、対象は21歳以上の高所得者層に限り、前科やギャンブル依存歴のない者とする。
また、入場料制度や参加頻度制限を設け、社会的リスクの抑制を図るとしている。
業界関係者は、ナイトライフの不足が観光消費の伸び悩み要因であると分析している。
その上で、カジノを「Casino+」モデルとして、高級ホテル、国際会議(MICE)、ゴルフ場、免税ショッピング、豪華クルーズ、国際ポーカー大会や音楽祭などと組み合わせ、総合的な高級娯楽拠点として展開する戦略を提案している。
このモデルは航空会社や大手旅行業者と連携し、「フライ・ステイ・プレイ」型の直行便・宿泊・カジノ体験を一括提供することで、海外富裕層を取り込み、長期滞在と高額消費を促す狙いがある。
関係者は、適切な管理と運営が実現すれば、カジノは社会問題ではなく経済・観光振興の戦略的エンジンとなり得ると強調している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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