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縁起の良い日に帝王切開、早産で新生児が死亡

2025年08月15日(金)07時00分 公開
縁起の良い日に帝王切開、早産で新生児が死亡

<写真:laodong.vn>

 

ハノイ市で妊婦が「縁起の良い日」を選択して予定よりも早い帝王切開を希望した結果、新生児が呼吸不全によって死亡する事例が報告された。

 

中央小児病院が13日に発表した内容によれば、この新生児は妊娠37週で帝王切開により出生したが、出産直後からチアノーゼおよび重度の呼吸不全を呈し、酸素投与を受けながら同院へ搬送された。

 

最先端の集中治療が施されたが、肺動脈高血圧と循環不全が進行し、最終的に死亡した。

 

世界保健機関(WHO)が推奨する帝王切開率は10〜15%であるのに対し、ベトナム国内における帝王切開率は約37%に達し、特定の病院では50〜60%にのぼる。

 

こうした高い割合の背景には、医学的な必要性がないにもかかわらず、家族が出産日や手術の時期を任意に決める文化的傾向がある。

 

医療専門家は、医学的適応のない帝王切開は自然分娩に比べて母体および新生児双方にとってリスクが高く、長期的な健康への悪影響を及ぼす可能性があると警告している。

 

自然分娩においては、陣痛によって胎児の肺から羊水が排出されやすくなり、出生後の呼吸不全リスクが低下する。

 

また、産道を通る際に母体から有益な腸内細菌が伝播されることにより、新生児の免疫力や消化機能の発達が促進される。

 

さらに、母体の回復も早く、産後の合併症リスクが軽減されるとともに、母子間の絆の形成にも良い影響を与える。

 

こうした観点から、医療従事者らは帝王切開は明確な医学的根拠がある場合に限定すべきであるとして、妊婦には定期的な妊婦健診の受診と信頼性の高い医療機関での出産を強く推奨している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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