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東京大学・松尾豊教授、AI講義をベトナムで無償提供

2025年09月23日(火)07時00分 公開
東京大学・松尾豊教授、AI講義をベトナムで無償提供

<写真:vneconomy.vn>

 

日本における人工知能(AI)研究の第一人者である東京大学の松尾豊教授が、ベトナム・ハノイ工科大学においてAI講座を無償で開講した。

 

講座は2025年9月17日に開始され、同大学の学生約1500人が参加している。

 

本講座はグローバル人材の育成を目的とする「Global Consumer Intelligence(GCI)」プログラムの一環として実施されているものであり、ハノイ工科大学、松尾教授、国際協力機構(JICA)が共同で企画・運営している。

 

松尾教授は日本政府の首相直属AI戦略会議の議長を務めるほか、日本ディープラーニング協会の設立者としても知られる。

 

これまでに20冊を超える著書と300本以上の国際論文を発表しており、複数の大手IT企業で戦略顧問を務める実績も有する。

 

開講された講座では、Pythonをはじめとするプログラミング、データサイエンス、機械学習、AIの実用事例などが扱われる。

 

全14回の授業で構成されており、理論部分は松尾教授による事前収録の動画を用い、実習部分は東京大学の教員によるオンライン形式で行われる。

 

初回授業では松尾教授が自ら講義を担当した。

 

教授は講義の中で「AIの基礎知識の習得だけではなく、実データを用いて戦略を提案できる力を育てたい」と述べ、技術と社会的価値との結びつきを重視する姿勢を示した。

 

このプログラムには、世界各国の430以上の教育機関から6000人を超える学生がオンラインで参加しており、修了者には東京大学およびハノイ工科大学の共同認定証が授与される予定である。

 

また、成績優秀者には松尾研究室でのインターンシップの機会も提供される。

 

ハノイ工科大学のグエン・バン・イエム副学長は「世界トップレベルの専門家から直接学べる非常に貴重な機会であり、学生には積極的に参加してほしい」と述べた。

 

同大学はベトナムにおける工学系教育の最高峰とされており、特に近年ではデータサイエンスおよびAI分野において、入試難易度が全国で最も高い水準に達している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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