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インテルのベトナム工場、コスタリカからの移管を加速

2025年10月28日(火)07時00分 公開
インテルのベトナム工場、コスタリカからの移管を加速

<写真:znews.vn>

 

米半導体大手インテルは、コスタリカ工場において行っていた組立・パッケージングおよび検査工程を、ホーチミン市のハイテクパーク(SHTP)内にある自社施設へ段階的に移管する計画を加速させている。

 

24日、インテル・プロダクツ・ベトナム(IPV)のケネス・ツェー社長が、ホーチミン市人民委員会のグエン・ヴァン・ドゥック委員長との会談の中で、この方針を明らかにした。

 

現在、インテルはグローバルな生産戦略を見直しており、生産効率および競争力の向上を目的に、生産拠点の最適化を進めている。

 

その一環として、SHTP施設への設備移設に際し、機械の運用許可取得や航空輸送時の安全確保について、ホーチミン市政府に支援を要請している。

 

同社は10月初め、2025年末までに主に生産技術者を中心とした人員をベトナムで追加採用する計画も発表しており、新たな生産ラインの稼働に向けた準備が進められている。

 

具体的な人員数や稼働開始時期については、現時点では明らかにされていない。

 

ベトナム工場は、インテルにとって世界最大規模の組立・検査拠点であり、同社全体の生産量の過半数を担っている。

 

ここでは、最新世代の「18A」チップを含む先端製品の製造も行われており、現在約6000人の雇用を創出している。

 

2006年の設立以来、累計で40億個以上の製品を輸出しており、2025年第2四半期までに輸出総額は1000億ドル(約14兆7360億円)を超える見込みである。

 

さらに、10月16日に米サンフランシスコで開催された「ホーチミン市-米国 秋季フォーラム2025」において、インテルはSHTPと半導体人材育成に関する機材提供の覚書を締結している。

 

会談において、ドゥック委員長はインテルの取り組みを歓迎し、同社が今後、高付加価値製品の中核的な生産拠点となることへの期待を表明した。

 

また、ベトナムのデジタル経済および高度技術産業の発展に貢献する重要なパートナーとして、インテルに対する積極的な支援を継続する意向を示した。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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