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季節性インフルエンザ、北部を中心に感染拡大

2025年11月24日(月)07時00分 公開
季節性インフルエンザ、北部を中心に感染拡大

<写真:dangcongsan.org.vn>

 

ベトナム保健省の発表によれば、2025年初頭から現在に至るまで、全国で13万2000人を超える人々が季節性インフルエンザに感染し、うち3人が死亡した。

 

感染者の増加は特に北部地域で顕著であり、子どもや高齢者を中心に重症化するケースが相次いでいる。

 

ハノイ市内では複数の小学校で集団感染が確認され、1度に20~30人の児童が欠席する状況が見られた。

 

また、中部のゲアン省でも感染防止措置として388人の生徒が休校となっている。

 

中央熱帯病病院では、現在約50人のインフルエンザ患者が入院しており、その多くが高熱、肺炎、細菌による二次感染を伴う重症例である。

 

タインニャン病院では、35人以上がインフルエンザA型に感染しており、その大半が高齢者や慢性疾患を抱える患者である。

 

ハノイ小児病院では、11月上旬の2週間で748人の疑い患者が受診し、140人以上が入院を必要とした。

 

現在流行しているインフルエンザA型は、例年通りH1N1、H3N2、およびB型が主流であり、ウイルスの毒性に顕著な変化は確認されていない。

 

ただし、例年よりも寒冷前線の到来が早く、加えて雨天や高湿度の日が続いたことが、感染拡大の要因と考えられている。

 

専門家は、特に高齢者や慢性疾患を有する人々において重症化のリスクが高いため、早期のワクチン接種を推奨している。

 

インフルエンザウイルスは毎年遺伝子変異を起こすため、流行前のワクチン接種によって有効な予防が可能である。

 

保健省は現在、全国の医療機関に対し、重症肺炎や集団感染の症例から検体を採取し、ウイルスの型および変異の有無を監視するように指示している。

 

特に学校、工場、商業施設など人が多く集まる場所における監視体制の強化を求めており、感染拡大の抑制と重症例への早期対応に努める方針である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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