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2026年のテトギフト、国産農産物がトレンドか

2025年12月25日(本日)07時00分 公開
2026年のテトギフト、国産農産物がトレンドか

<写真:tuoitre.vn>

 

2026年の旧正月(テト)を控え、ベトナム産農産物を中心としたギフト商品の需要が拡大する見通しである。

 

物価上昇や天候不順の影響により、消費者は支出に対して慎重な姿勢を強めている。一方で、品質や安全性を重視した実用的な贈答品への関心は高まりつつある。

 

サイゴン・コープのハノイ地区責任者によれば、2026年のテト商戦では、外観よりも内容を重視する傾向が一段と鮮明である。

 

新鮮で産地が明確な農産物や地域特産品、健康志向の商品を組み合わせた国産農産物ギフトが主流になるとみられる。

 

相次ぐ台風や豪雨の影響で生鮮食品価格は上昇しており、特に野菜や鶏卵を中心に家計への負担が増している状況である。

 

需要が見込まれる品目は、ブロッコリー、ニンジン、ジャガイモ、コールラビ、キャベツ、キノコ類、各種香辛料などの野菜類に加え、ブンタン、オレンジ、ミカンなどの果物である。

 

さらに、ハム、春雨、干しキクラゲ、干しシイタケ、銘柄米、OCOP認証商品、伝統工芸と結び付いた食品類も注目されている。

 

果物の盛り合わせや五果盆など、北部の正月文化に即した商品構成の強化も進められる。

 

同社はテトに向け、在庫を35~40%積み増す計画である。

 

早期段階では野菜や生鮮食品を中心に供給し、繁忙期には果物や地域特産品、農産物ギフトを重点的に展開する方針である。

 

オンラインとオフラインを組み合わせた販売戦略により、販路の拡大と付加価値の向上を図る。

 

生産面では、ハイフォン市における冬作が好調である。

 

2025~26年期の冬作付面積は約2万9500haに達し、このうち野菜が約2万2700haを占める。

 

推定生産量は70万トンとされ、タマネギやニンニクの集積地では高い収益性が確保されている。

 

ニンジンは冷蔵保管を通じて韓国、日本、東南アジア、中東向けの輸出が進み、キャベツやカリフラワーなども国内主要都市向けに安定供給されている。

 

今期は当初、天候不順に見舞われたものの、行政機関と農業部門の対応により、生産環境は改善した。

 

その結果、過去5年で最高水準の収益が見込まれている。多くの野菜で価格は前年同期比2~3倍に上昇し、数量と価格の両面で好条件がそろった。

 

当局はテト需要に対応するため、作付時期の順守、市場動向に応じた柔軟な作付調整、安全生産の徹底、現地における選別・保管体制の強化を生産者に求めている。

 

加えて、中国、韓国、台湾、シンガポールなど、旧正月を祝う市場への輸出拡大を後押しする方針である。

 

 

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