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ベトナム文化遺産の現状、ハノイで展示会開催
＜写真：vietnam.vn＞
ベトナムには現在、数万件規模の文化遺産が存在し、国家宝物は300点を超えている。
文化スポーツ観光省文化遺産局の発表によれば、全国で約4万件の遺跡が調査・登録されており、省級指定遺跡は約1万1000件、国家級遺跡は3677件、特別国家級遺跡は147件に達している。
また、ベトナムは計37件のユネスコ認定遺産を有している。
その内訳は、文化・自然遺産が9件、無形文化遺産（人類の代表的な無形文化遺産）が17件、記憶遺産が11件である。
これらの遺産は、国際社会におけるベトナム文化の存在感と価値を示すものである。
これらの統計は、文化遺産局長レ・ティ・トゥー・ヒエン氏が、12月23日にハノイ市のホアン城で開幕した展示会「ベトナム文化遺産―伝統から現代へ受け継がれる生命力」の開会式において明らかにした。
同展示は文化遺産局が主催し、タンロン・ハノイ遺産保全センターが共催している。
現在、ベトナム国内には国公立および私立を含め183の博物館が存在し、400万点を超える貴重な収蔵品が保管されている。
そのうち327点が国家宝物に指定され、全国34の省・市の博物館や史跡に分散して保存されている状況である。
同局長は、ベトナムの文化遺産は量・質の両面において極めて豊かで多様であり、これは建国以来、各民族共同体が創造し、保護し、継承してきた長い歴史の積み重ねによる成果であると強調した。
今回の展示は、ベトナム文化遺産の特質、保護政策とその実践、持続可能な発展における文化遺産の役割という3つの柱を軸に構成されている。
物質文化遺産、無形文化遺産、記録遺産、さらに博物館体系における近年の成果を包括的に紹介する内容となっている。
本展示会は、2026年1月15日まで開催される予定である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
