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運転マナーの是正いかに、25年に実施された交通改革
〈写真:Vietnamnet.vn〉
2025年、ベトナムにおいて運転行動の改善を目的とした大規模な交通政策改革が実施された。
特に注目すべきは、罰則の大幅な強化、AI監視カメラによる「非現行」取締りの本格導入、そして信号機からのカウントダウン表示の撤廃という3つの変化である。
まず、2025年1月1日に施行された政令168/2024により、信号無視、速度超過、車線違反などに対する罰金が従来の数倍に引き上げられた。
違反内容によっては数千万ドンに達するケースもあり、運転免許の長期停止も想定されている。
これに対しては、運転者から「収入に見合わない過重な罰則」との懸念の声が上がる一方で、「経済的負担を伴ってこそ意識改革が進む」とする肯定的な意見も聞かれる。
統計によれば、罰則の強化後には赤信号での早期停止や慎重な運転の増加が確認されている。
次に、ハノイ市およびホーチミン市では、AIを搭載した監視カメラによる自動違反検出システムの導入が進められた。
ハノイ市には1800台以上、ホーチミン市には200台以上のカメラが主要交差点に設置され、20種類以上の違反を高精度で識別する機能を持つ。
この導入により違反検挙の公平性が高まると期待される一方、誤認識による冤罪や異議申し立ての難しさに対する不安も指摘されている。
市民からは、違反画像の透明な公開および迅速な異議申し立ての仕組み整備が求められている。
最後に、信号機のカウントダウン表示が段階的に撤廃されていることも議論を呼んでいる。
従来は表示された秒数を参考に発進や停止のタイミングを計っていた運転者にとって、表示の撤廃は混乱を招いている。
現在ハノイ市では、信号が残り8秒になると一時的にカウントが表示される方式が試験的に導入されており、運転者への配慮が図られている。
これらの改革は、制度と技術の両面から交通秩序の向上を目指すものであり、ベトナムにおける運転文化に大きな変革をもたらす可能性を秘めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。