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元社人民委員会委員長、22kgの麻薬運搬で無期懲役
<写真:truyenhinhnghean.vn>
ハティン省において、かつてナーゴイ村(旧キーソン郡)で人民委員会委員長を務めていたムア・バ・ヴー被告(43)が、麻薬運搬の罪により無期懲役の判決を受けた。
ヴー被告は22kg以上におよぶ覚醒剤およびヘロインを運搬したとして起訴され、裁判所はこの行為を「社会に重大な危険を及ぼす犯罪」と断じた。
ヴー被告は2025年末、人民裁判所の法廷において、「わずか1億ドン(約60万円)の報酬のために人生を棒に振った」と深い後悔の念を繰り返し述べた。
「家族に恥をかかせ、20年以上の公務員人生を台無しにしてしまった」との言葉には、悔恨と絶望がにじんでいた。
ヴー被告は革命家の家庭に生まれ、地元政府において副委員長や党監査委員会副主査などを歴任し、2024年7月には人民委員会委員長に選出されていた。
地域社会においては誠実な指導者として高く評価され、住民からの信頼も厚かった。
しかし、2025年1月、ラオス国籍の知人から麻薬運搬の依頼を受け、およそ1億ドン(約60万円)相当の報酬に心を動かされたとされる。
犯行に際して、ヴー被告は息子の携帯電話を使って麻薬の受け渡し現場を撮影し、自らの自家用車で運搬を行った。
また、長男に車の運転を手伝わせていたことも判明している。
裁判では「息子は何も知らなかった」と主張しつつも、「彼の人生にも深い傷を残した」と涙ながらに語った。
ナーゴイ村は険しい山岳地帯に位置し、以前から麻薬密輸ルートとして知られている。
ヴー被告は「もし摘発されていなければ、次も断り切れなかったかもしれない」と自らの弱さを認める発言もしている。
捜査当局の発表によれば、ヴー被告が運搬した薬物は、メタンフェタミン21kg、ヘロイン1.4kgにおよび、いずれも最も重い刑罰に相当する量である。
摘発当時、被告は息子と共に車内にいた。
判決において裁判所は、ヴー被告の反省の態度を認めつつも「罪の重大性および社会的影響は極めて深刻であり、更生の余地は限られる」として無期懲役を言い渡した。
なお、ヴー被告の息子は不起訴処分とされた。一方で、麻薬運搬を依頼したとされる3人の人物については未だ特定されておらず、捜査が継続されている。
法廷を去るにあたり、ヴー被告は「もし人生をやり直せるなら、貧しくとも畑仕事に戻りたい」と静かに語り、長年築き上げた名声と引き換えに、暗く重い刑期へと向かった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。