<ホーチミン近隣を電車が蛇行する様子。(写真提供:Quang Dinh / Tuoi Tre)>


ベトナムの計画・投資省によると、ハノイーホーチミン間の高速鉄道建設計画は電車運行運転速度を時速350km から時速200kmに引き下げた場合、計画当初の予算である590億ドル(約6兆4000億円)から260億ドル(約2兆8000億円)まで予算軽減が可能だという。


ベトナムで83年前に建設された鉄道路線に代わり、ベトナムの2大都市であるハノイとホーチミンを結ぶ高速鉄道建設計画は、フック首相が承認した2030年ビジョンの一部として2020年までに鉄道業を発展させる計画に含まれている。


ベトナム南北を結ぶ高速鉄道の総距離は1545km以上で、国内20の州と都市を縦断し、23駅が建設される計画だ。


昨年8月に発表された実現可能性に関する報告書では、プロジェクト開発のための費用をおよそ587.1億ドル(約6兆3900億円)と推定された。


プロジェクトの第2段階が完了する予定の2050年末までに、南北高速鉄道の最大時速は350kmになり、ハノイからホーチミンまでの所要時間は停車駅数によって6時間50分から5時間17分まで短縮されるという。


現在、ベトナムの旅客列車の最高時速は120 kmに制限されており、1936年に運行を開始した南北鉄道ではホーチミンーハノイ間の移動に31時間以上かかるという。


最適速度について


最近、フック首相に提出された報告書によると、計画・投資省は、その効率と実現可能性のために時速200kmがベトナムの南北高速鉄道プロジェクトに最適な速度になるだろうと述べた。

 


同省は、南北高速鉄道の運行速度を時速350kmから時速200kmに下げることで、建設費用を590億ドル(約6兆4000億円)から260億ドル(約2兆8000億円)と330億ドル(約3兆6000億円)近く削減できるとドイツ、オランダの専門家による分析を用いて述べた。


予算削減後の速度では、ハノイーホーチミン間の移動は約8時間かかるが、合理的な移動時間だと同省は続けた。

2035年までにベトナムでの鉄道旅行需要が当初計画の16%にしか満たないと予測されているため、時速350kmまでの速度を維持できる旅客専用鉄道を建設することは、コストがかかる上、無駄になる可能性がある。


同省元副大臣のLa Ngoc Khue教授は高速鉄道の初期推定費用は、交通インフラ整備のためにベトナム中央国家の年間平均割り当て予算の約50倍であると語る。


同氏はコストが高すぎると、航空券に比べて運賃が高くなり、高速鉄道の競争力が損なわれる可能性があると続けた。

出典:tuoi tre news

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