ハノイのインターナショナルスクールまとめ|授業料についても解説

ハノイのインターナショナルスクールまとめ|授業料についても解説

ハノイで現在お子様の進学先を探しをしている方、これから探す方の中にはインターナショナルスクールを候補としてあげる方は多いのではないでしょうか?

今回はハノイにあるインターナショナルスクールや、学校を探す際に知っておきたい語彙をまとめてみました!

インターナショナルスクールとは?    

インターナショナルスクールとは、その国に住んでいる外国人が通う学校です。

ほぼ全ての授業が英語で行われ、国際的な知識を身につけることができます。

近年、グローバル化が進み、日本人も子供をインターナショナルスクールへ入学させる保護者が増えてきています。

セミインターナショナルスクール

セミインターナショナルスクールとは2言語を学べる学校です。

日本語とベトナム語や英語とベトナム語などのように学校で2つの言葉を使って授業が行われます。

また、インターナショナルスクールと比較して授業料が安いことが特徴です。

しかし、子供にとって二ヶ国語で学ぶことは少々負担が大きくなるため、通わせるか迷う保護者も多いそうです。

ハノイでは「ブリティッシュ・ベトナミーズ・インターナショナルスクール・ハノイ(BVIS)」がセミインターナショナルスクールとして挙げられます。

授業料の目安

授業料の例

インターナショナルスクールの学費は学校や生徒の年齢によって異なりますが、通常の公立学校と比べると高額で、年間の学費は約100〜300万かかります。 学校によって大きく異なるのは授業料で、それにより年間の教育費が大きく変わります。 実際どのくらいかかるの計算してみました。

 

ハノイインターナショナルスクールの場合

 

  • 保証金:800万ドン(約4万円)
  • 入学費:2400万ドン(約12万円)
  • 申し込み費用:450万ドン(約2万2500円)
  • 授業料:4億1059万2000ドン(約205万2960円)

●初年度合計:4億4709万2000ドン(約223万5460円)

 

ベトナム日本国際学校(ジャパニーズインターナショナルスクール)の場合

 

  • 保証金:要問合せ
  • 入学費:2500万ドン(約125万円)
  • 申し込み費用:500万ドン(約2万5000円)
  • 授業料:1億7760万ドン(約88万8000円)〜1億8240万ドン(約91万2000円)

●2億760万ドン(103万8000円)〜2億1240万(106万2000円)

※保証金を除く
※授業料:月額1480万ドン(約7万4000円)〜1520万ドン(約7万6000円) ×12ヶ月

学費300万円以下のインターナショナルスクール

ここでは、小学校1年生の授業料が300万円以下(諸経費別)インターナショナルスクールを紹介します。

ハノイインターナショナルスクール(Hanoi International school)

バーディン区に位置する「ハノイインターナショナルスクール」。

3〜18歳までの生徒を対象としている一貫校で、卒業後に日本の大学への入学資格が与えられるCIS、難関大学合格に有利だとされる国際バカロレアプログラムの認定校です。

最大20人の少人数クラスを取っており、教師との距離感も近いのでコミュニケーションの機会やフォロー体制も確立されています。

また英語力に不安がある生徒に対してはESLクラスの受講が義務付けられているため、英語を学ぶサポート体制も充実していて安心です。

進学先の中に、青山学院大学や早稲田大学、慶應大学などの日本の名門大学が多いのも特徴のひとつと言えるでしょう。

 

基本情報

ユナイテッドネーションズ・インターナショナルスクール・オブ・ハノイ(United Nations  
International School of Hanoi)

1988年に設立された歴史のある「ユナイテッドネーションズ・インターナショナルスクール・オブ・ハノイ(UNIS)」は日本人の保護者からも人気があります。

3〜18歳の生徒が対象の一貫校で、19カ国の生徒が集まっています。

授業は主に英語で行われており、人数が集まった場合、週に1度は日本語の授業も行われています。
 

国際バカロレアプログラムの認定校で、2020年2月にはCISに再認定されました。

また、世界各国で認められている大学入学試験を取得する最終試験プログラム(IBDP)には98%の生徒が合格しており、2020年度の卒業生の進学先としてはイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、香港、その他ヨーロッパ諸国などが挙げられています。

 

基本情報

ブリティッシュインターナショナルスクール ハノイ(British International School Hanoi )    

2歳〜17歳の生徒がグローバル人材になるために必要な知識やスキル、考え方をしっかり身につけられる「ブリティッシュ インターナショナルスクール ハノイ(BIS)」。

日本の大学への入学資格を得ることができるCIS、難関大学合格に有利だとされる国際バカロレアプログラムの認定校にもなっています。

また、学校としての運営方法(ガバナンス)、教育方法、カリキュラムや教職員の教育免許、会計や財務状況などの学校のあらゆることを評価し、合格した場合に認定されるWASC認定校でもあります。

 

「BIS」はノードアングリア教育(NAE)の一校で、NAEとの提携によるジュリアート音楽院のカリキュラムを採用しており、年に数回ジュリアート音楽院のプロからの指導機会があります。

さらに、英語力に不安がある生徒には、EAL授業を設けています。

 

基本情報

コンコルディアインターナショナルスクールハノイ(Concordia Internationl School Hanoi)

2011年に開校された「コンコルディアインターナショナルスクールハノイ」は、アメリカ式の教育を取り入れている学校です。

学校のあらゆる面を評価し、合格した場合にのみ認定されるWASC認定校でもあります。

同校では、幼稚園から高校生までの生徒を受け入れており、1クラスの最大人数22名の少人数制で授業を実施しています。

プログラミングなどのコンピュータ教育にも力を入れており、ベトナム発のGoogleサミットを開催した学校としても有名です。

20カ国以上から生徒が集まっており、国際色豊かなのも特徴です。

 

基本情報

セント・ポール・アメリカン・スクール・ハノイ(St. Paul American School Hanoi )

ハノイ郊外のホアイドゥックに位置する「セント・ポール・アメリカン・スクール・ハノイ」。

学校の敷地は約6万平米。サッカーコート約8つ分の大きさもある校内には、サッカー場が3か所、野球場、テニスコート、スイミングプール2か所などがあります。

6歳〜18歳の小中高一貫校で、カリキュラムはアメリカ式。

カフェテリアでは、毎日西洋料理とアジア料理から生徒が選択できるようになっています。

また、SPELLプログラムという英語学習プログラムを設けているため英語力の補助体制もしっかりとしています。

 

基本情報

ザ・インターナショナルスクール@パークシティハノイ(The International School @ ParkCity Hanoi)

パークシティの中に位置する「ザ・インターナショナルスクール@パークシティハノイ」は3〜18歳が対象の一貫校です。

英国カリキュラムと国際プログラムを合わせた幅広いプログラムを提供しており、教員が生徒に適切なレベルでサポートしてくれます。

同校を卒業する生徒は、ケンブリッジ国際教育検定(CAIE)から14歳〜16歳を対象とした国際教育終了資であるIGCSE及び、Aレベルの証明書を受けることができます。

2023年からは、高校2、3年生にあたる(Year 12、13)の生徒を対象に、大学進学のためのプログラムも開始される見通し。

また、無料EAL、課外活動、学習サポートにより、素早い英語能力の向上に期待ができます。

 

基本情報

シンガポールインターナショナルスクール(Singapore International School)

ベトナムに15の学校を構える「シンガポールインターナショナルスクール」では、シンガポールとオーストラリアのカリキュラムを基盤に、英語のみならず中国語のカリキュラムも取り扱っています。

また、ベトナムの基準に合わせたコースと国際基準に合わせたコースがあり、ベトナム基準の方は国際基準のコースと比べて学費が半額程度です。

放課後の時間に行う学校内のクラブ活動は、ベトナムや中国語クラブやチェスクラブ、サッカーやスイミング、ウクレレや合唱など様々なジャンルのクラブ活動が用意されています。

校内施設は各授業に特化した教室がそれぞれ設けられていたり、校庭のグラウンドが広々としていたりと、生徒がより快適に学べる環境が整っているのも特徴です。

 

基本情報

ブリティッシュ・ベトナミーズ・インターナショナルスクール・ハノイ(British Vietnamese International School Hanoi)

「ブリティッシュ・ベトナミーズ・インターナショナルスクール・ハノイ(BVIS)」は、英国式のカリキュラムをベースに、ベトナムのカリキュラムを取り入れている学校で、3歳〜18歳までの生徒を受け入れています。

「BVIS」では、小学校までイギリスで開発された1人1人が持っている能力や才能を引き出す教育方法が取られ、中学3年生にあたる(Year 10)では国際教育終了資格のプログラムが開始され、高校2、3年生(Year 12、13)では海外の有名大学進学を目指して学習します。

英語とベトナム語のバイリンガル教育を行っているため、算数、文学、社会などの科目をベトナム語で学び、就学前教育では英語とベトナム語の割合が半々、小学校ではベトナム語58%、英語42%になっています。

中学、高校については、ベトナム語の割合がそれぞれ17%、7%となり、学年が上がるごとに英語の割合が多くなります。
 

 

基本情報

学費200万円以下のインターナショナルスクール

ここでは、小学校1年生の授業料が200万円以下(諸経費別)インターナショナルスクールを紹介します。

ベトナム日本国際学校(Japan International School)

「ベトナム日本国際学校(JIS)」は中央大学などの日本の大学、文部科学省からも注目されている学校です。

日本の教育プログラムを基盤とし、国際プログラムを提供しています。

幼稚園には、ベトナム・日本語・英語の3言語を使用しながら生活をし、週3〜5はネイティブによる英語のレッスンも行われています。

小中はベトナムの文学・地理・歴史以外は、日本の文部科学省による指導を受けたカリキュラムを導入し、日本の教科書で学んでいきます。

卒業後は、生徒の希望に合わせた、日本国際高等部への進学、留学の進学先などのサポートも充実。

生徒は3歳〜17歳の幼小中生が対象で、基本的に入学の対象となる国籍はベトナムか日本であるため、それ以外の国籍を持つ場合は要相談です。

 

基本情報

BIS vs UNIS|2つの学校の違い

教育について

「BIS」では、英国式のカリキュラムが用いられており、世界各国で認められている大学入学試験を取得する最終試験プログラム「IBDP」において、2020年で3年連続世界的な平均よりも高いスコアを獲得しています。

生徒20人に対して教師が1人の割合で、授業は英語ですがスペイン語、フランス語、ベトナム語などの授業もあります。

 

「UNIS」は、世界で2校しか認められていない国連インターナショナルスクールです。

カリキュラムは、世界共通の大学入試資格とそれにつながる小・中・高校生の教育プログラムである国際バカロレア(IB)に基づいています。

語学や数学、パソコン、社会、音楽、科学などの授業の他に、個人・社会・身体的な教育(PSPE)と呼ばれる、健康であるために必要な知識や必要な態度、スキルなどを身につけることを通じて、子ども達が自分自身の健康への認識を高める授業も行われています。


PTAについて

「BIS」では、年間を通してフィットネスクラブの開催や、ベトナムの言語・文化を学んだり、ハノイ旅行など、保護者のための活動を主催しています。

また、「International Week」などのイベントでは、親子で参加することができ、自国の文化や食べ物、ゲームなどについて保護者がスピーチを行うこともあります。


一方で「UNIS」では、全ての保護者が自動的に「School Community Organisation(SCO)」に加入します。

SCOでは、イベントの主催や新入生とその家族の歓迎、募金活動、学校生活においてあらゆる面でボランティア活動を促進し、支援する活動を行なっています。

学校生活について

「BIS」の校内には広い図書館、視聴覚室、25mプール、体育館や運動場があり、科学、音楽、芸術、演劇などの特別室も揃っています。

学校全体にはWi-Fiが完備されており、校外の運動場などは安全性の国際基準を満たしたものが使用されています。

学校は8時30分から始まり、幼稚園は15時に終了。小・中学校は始まりは同じですが、15時頃に授業が終わった後、1時間の課外活動があります。

学校へはスクールバスの有料サービスがあり、バス停留所まで保護者のお迎えが必要です。

 

緑豊かな広々とした「UNIS」には、テニスコート、グラウンド、体育館などの施設があり、小・中・高ごとに建物が分かれています。

中央に位置する建物1棟は図書館になっており、ソファーやテーブルも設置されています。

学校ではパソコンを用いた授業も行われており、高校2年生からは「UNISハノイ校」のディプロマ+IBディプロマ、「UNISハノイ校」のディプロマ+IBコース、「UNISハノイ校」のディプロマのみの3コースから将来に向けて生徒自身で選択することができます。

有料のスクールバスもあるため、通学時に利用することができます。

入学方法や転入・編入試験は?

「BIS」に入学・転入する場合、時期に決まりはありませんが、まずはオンラインで問い合わせをする必要があります。

その後、実際に学校見学を行うことができ、見学をしたらお子様の成績表やパスポートのコピーなど、必要な書類を提出します。

書類を提出すると、学校から面接や入学試験についての案内があります。試験内容は以下の通りです。

  • 幼稚園:クラスでの様子の観察
  • 1年生:EALテスト、クラスでの様子の観察
  • 2年生:EALテスト、初等部校長先生との面接
  • 3〜6年生:ライティングテスト、コンピュータ適応型テスト、EALテスト、初等部校長先生との面接
  • 中学生:ライティングテスト、コンピュータ適応型テスト、中高等部校長先生との面接
  • 高校生:ライティングテスト、数学のテスト、コンピュータ適応型テスト、中高等部校長先生との面接

 

「NUIS」での入学時期については、1月中旬から募集が開始されます。

転入については、随時募集していますが、人数に限りがあるため、早めに学校への問い合わせが推奨されています。

手続きは「BIS」と比較し、必要書類をオンラインで提出し、審査、結果通知と簡単です。

しかし、英語を第2ヶ国語とする生徒の数に限りがあり、保護者が国連職員である生徒、「UNIS」の生徒や卒業生が家族にいる生徒、再入学する生徒、家族がハノイ在住の生徒、ベトナム国籍の生徒と優先順位があるため、入学のウェイティングリストに入ってしまう可能性もあります。

インターナショナルスクールに通うメリット

英語力を養うことができる

やはり、一番は抜群の英語力を学べることです。

お子様が小さければ小さいほど、身に付くスピード、質は高まります。

国際的で広い視野を得ることができる

授業を第二外国語(英語など)で行うため、日本語での学習に比べ色々な角度から物事を見ることができ、視野も広がります。

また、異文化に触れることもでき、お子様にとっても刺激となるでしょう。

世界中に友達ができる

インターナショナルスクールには、様々な国籍を持った生徒がいるため、世界中に友達ができやすくなります。

インターナショナルスクールに通うデメリット

学費が高額

通常、国公立の幼稚園は、年間70万円ほど、私立の場合は150万円ほどですが、インターナショナルスクールの場合は140万〜200万円ほどです。

学年が上がるにつれ、学費も上がり、年間最低でも200万円はかかる場合がほとんど。

日本国内の場合は、経済的支援というなどの制度がありますが、海外在住の場合はそのような制度が適用されないため、高額な学費は家庭にとっても負担となる可能性があります。

日本の学校に進学する時に幅が狭くなる、順応するのが難しい

インターナショナルスクールでは、大学進学コースなどを授けている学校もいくつかありますが、それも英語で学びます。

そのため、日本の大学、または高校に進学する場合は自ら勉強をしなければなりません。

英語の勉強が必要なくとも、ある程度必要な学科を勉強することが必要となります。

環境に馴染めない可能性もある

「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」インターナショナルスクール。特に日本語だけを使用していた環境からいきなりインターナショナルスクールへ入学・編入した場合、英語での授業や会話についていくことができず、馴染めない可能性もあります。

また、日本とは学習方法や授業の進め方も違うので、戸惑ってしまうかもしれません。

インターナショナルスクール関連用語を解説!

インターナショナルスクールを探す時に、難しい英語があり、一々調べるのは少々大変です。

下記に参考になる関連用語をまとめてみました。

ESL(English as a Second Language)

英語を母語としない留学生が英語力を補強するために履修する科目。

IB(International Baccalaureate)

日本語では国際バカロレアと言い、インターナショナルスクール卒業生に大学入学資格を与える機関。

AP(Advanced Placement)

成績優秀な高校生に大学初級レベルのカリキュラム試験を提供するプログラム。成績が大学生になった時の単位に反映されたり、大学入学に有利になったりする。

英国式

英国文部省の監査によって認定をうけた学校が提供する教育方針。

米国式

米国の教育認定団体から認定を受けた学校が提供する教育方針。

WASC(Western Association of Schools and Colleges)

日本語では米国西部地域私立学校大学協会と言い、アメリカに本部を置く教育認定機関。

NEASC(New England Association of Schools and Colleges)

米国教育省が認可する6つの地方教育認定団体の1つ。

IBDP(International Baccalaureate Diploma Programme)

日本語では国際バカロレアディプロマ資格プログラムと言い、16歳〜19歳の生徒に世界各国で認められている大学入学試験を取得する最終試験プログラム。

IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)

英国の機関が運営している14歳〜16歳を対象とした国際教育修了資格。

CIS(Council of International Schools)

英国に本部を置く国際的な教育認定機関。

IEYC(International Early Years Carriculum)

英国で開発された1人1人が持っている能力や才能を引き出す教育方法。

IPC(International Primary Curriculum)

英国で開発された3〜11歳向けの国際的な教育カリキュラム。

Refundable Book/Security Deposit

保証金、デポジット

Enrollment Fee/Registration Fee

登録料

Application Fee

 出願料

Tuition Fee

受講料、授業料

Annual

毎年、年に1度

One-Time Fee

1回のみ、初回のみ

まとめ

海外で生活し、育児をするのはとても大変なことですよね。

学校選びに関しても、悩みのタネの1つになると思います。

インターナショナルスクールは、初めは子供にとって不慣れな場所でも、とても良い学習環境になります。

ハノイでお子様のインターナショナルスクールの入学を考えるご家族は、この記事を参考にしてみてください。

 

※この記事に記載されている情報は2021年6月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。



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