世界でも日本でも流行中!ベトナムでも気をつけたい子どもの病気「麻疹(はしか)」

世界でも日本でも流行中!ベトナムでも気をつけたい子どもの病気「麻疹(はしか)」

麻疹(はしか)が世界的に流行しており、日本国内でも感染者が増加しています。

 

アラブ首長国連邦の首都アブダビから関西国際空港への便の乗客の内、数人が麻疹と診断されました。その後、日本各地で麻疹の感染者が報告されています。

 

今回は「LOTUS CLINIC」の日本人医師からの情報提供を元に、ベトナムの地においても気をつけたい「麻疹」の症状や予防方法について解説します。

麻疹の症状は?

麻疹の症状は、発熱、鼻水、咳や喉の痛み、結膜炎などがあり、数日後から出現する全身の発疹や頬の内側にできる「コプリック斑」という白い小さな斑点が特徴です。

 

全身の発疹は顔面から出始め、身体全体に拡大し、褐色の色素沈着がしばらく残ります。

 

また、合併症として肺炎や脳炎、中耳炎、クループなどがあります。

 

麻疹ウイルスに対する特効薬はありません。感染した場合は、発熱や咳などの症状に応じた対症療法で、症状を和らげる薬を使用します。

妊婦や乳幼児は要注意

なぜ、日本で大きなニュースになっているのでしょうか?

 

それは日本では2015年から「麻疹排除状態」にあると認定されており、国内にいるウイルスによる流行が起こっていなかったためです。

 

麻疹は感染力が極めて強く、空気感染や飛まつ感染によって伝播します。

 

また、麻疹に対する免疫を持たない人が患者に接すると、9割の人が発症すると言われています。そのため、妊婦の方や乳幼児は特に注意が必要です。

ワクチン接種で予防可能

麻疹はワクチンで予防できる病気です。母子手帳などでお子様やご自身の接種歴をご確認ください。

 

「接種状況が分からない、罹ったことがあるかどうか曖昧」という方は、麻疹に対する抗体検査を行うことで、自分が免疫をもっているかどうかをチェックすることも可能です。

 

免疫が不十分な方は必ず予防接種をしましょう。

 

 

また、ワクチンは自分自身を守るためだけではなく、家族や周囲の大切な人を守ることにも繋がります。

 

ハノイとホーチミンで診療を行うロータスクリニック」では、麻疹の予防接種(MMRワクチン)を行っています。また、麻疹の抗体検査も可能です。

 

予防接種や検査の相談には日本人医師・日本人看護師が対応しています。言葉が通じるか不安、という方もお気軽にご相談ください。

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