LOTUS CLINICの日本人医師が解説|ベトナムでも気をつけたい子どもの病気「手足口病」

LOTUS CLINICの日本人医師が解説|ベトナムでも気をつけたい子どもの病気「手足口病」

手足口病はその名前のとおり手のひらや足の裏、口の中に水泡(発疹)ができる病気です。

 

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどのウイルスが感染することで発症します。

 

これらのウイルスがくしゃみや唾を介して、人から人に感染していきます。

 

日本でもベトナムでも注意が必要な子どもの病気です

手足口病の症状は?

発疹は手のひらや足の裏、口の中以外にも、膝や肘、おしりにもよく見られます。

 

病気の始まりの頃は微熱を伴い、軽い喉の痛みとそのために食欲が低下することもあります。

 

多くは10歳以下の乳幼児・小児に発症しますが、大人でも発症することがあります。

 

「LOTUS CLINIC」にも子どもだけではなく、大人の手足口病の方が時々受診しています。

 

発疹は2~3日で褐色の斑点になり、5~6日で消失します。

治療法はあるの?

手足口病の特別な治療方法はありません。

 

感染したウイルスに対する直接の薬はないため、発熱や頭痛、発疹のかゆみ等のそれぞれの症状に対する対症療法を行います。

 

口の中の痛みのために水分が摂取できず、脱水症になることがあるため、水分はこまめに補給するように注意しましょう。

 

また、手足口病の予防接種はありません。

気をつけることは?

ウイルスは鼻汁や便に含まれているため、よく手を洗い(特にオムツを交換した時など)、こまめに洗濯するようにしましょう。

 

特別な治療をしなくても自然に治ることの多い病気ですが、稀に髄膜炎を併発することがあります。

 

強い頭痛・嘔吐を伴ったり、高熱が続いたりする場合は、必ず医療機関へ受診するようにしましょう。

 

「LOTUS CLINIC」では手足口病の問い合わせにも対応しています。子どもだけではなく大人の方で発症した場合でも気軽にお問い合わせください。

 

また、「LOTUS CLINIC」では乳幼児健診なども行っています。院内にはキッズルームや授乳室も完備しており、小さなお子様がいる方にも受診しやすい環境が整っています。

 

その他、子どもの誤飲・誤嚥といった問い合わせにも対応しています。

 

詳しくは下記記事をご参考ください。
「日系病院が解説!|ベトナムでも気をつけたい、子どもの誤飲と誤嚥」

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