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外国人が住みやすい街ランキング、ホーチミンが世界3位に
<2019年11月14日、ホーチミンのグエン・フエ通りでベトナムのハチマキを着けてW杯予選ベトナム対UAE戦を応援する外国人男性の様子(写真提供:VnExpress/Quynh Tran)>
環境汚染の悪いイメージがある一方で、ベトナムの経済都市ホーチミンが外国人が住みやすい街ランキングで3位にランクインした。
世界最大の海外在住者向けのコミュニティサイトInterNationsによると、ホーチミンは物価や住環境がホーチミンが世界3位にランクインした要素になっているという。
駐在員にとって魅力的な都市ランキングは187の国と地域に住む、178カ国籍以上の人、2万人以上を対象に調査が行われ、82都市をランキング化している。
実際に現地で暮らしている人に物価、住環境、仕事のしやすさ、幸福度、生活のしやすさなどのアンケートが行われたという。
ホーチミンは生活の質で63位となったものの、そのほか全ての項目で高評価を獲得した。
物価、住環境においてはホーチミンはトップとなり、家を見つけやすいと回答したのは世界平均50%に対して90%と突出していたという。また、個人収支に満足している人は世界平均の57%に対してホーチミンは77%であった。
生活費の指標については他国では43%が満足していると評価した一方で、ホーチミンに関しては 81%の人が満足していると回答した。
仕事のしやすさに関する指標ではドイツのアーヘン、チェコのプラハに続き世界3位となっている。
駐在員の仕事に関する幸福度の評価は世界平均64%に対してホーチミン79%、就職機会に関しては世界平均68%に対してホーチミン51%、労働時間に関しては世界平均75%に対してホーチミン62%となっている。
定住の容易度の項目である国民の親しみやすさについてもホーチミンは世界3位となっている。世界平均が64%である一方で、88%が国民が外国人に対して優しいと評価した。
生活の質と環境の質の評価は悪く、それぞれ63、73位となっている。
ホーチミンに住むドイツ人からは「道路の汚さや環境管理の悪さ、プラスチック製品に対する危機感の欠如、非常に劣悪なゴミの管理が嫌いな点だ。全員がゴミを道に捨てる」という意見もあがった。
また、地元レジャーについては世界64位、交通手段についても世界64位と評価は高くなかった。
6回目を迎える今年のランキングでは、台北(台湾)が1位でクウェートが最下位となっている。東南アジア諸国ではクアラルンプール(マレーシア)が2位、シンガポールが4位と東南アジア諸国でトップ10位にランクインした。
昨年、ホーチミンは世界4位だった。
9月にInterNationsが発表した報告によると、ベトナムは駐在員にとって世界で2番目に人気の国だった。今年初めのHSBCの調査結果では、ベトナムの駐在員は世界平均よりも高い水準の給与を得ているという。
労働傷病兵社会省によるとベトナムには8万3500人の外国人が住んでいるという。
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