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ホーチミン市の交通インフラ、計画承認から10年も進捗は35%
<写真:VnExpress>
ホーチミン市人民委員会は20日、同市が計画した交通インフラは資金不足と関連メカニズムを原因として35%しか完成していないことを明らかにした。
同市人民委員会のファン・ヴァン・マイ委員長は、この進捗率は同市が必要とするインフラ整備に対して低すぎる状態で、適切なメカニズムやモデルの研究がなければ同市内の交通網は多くの課題に直面すると指摘した。
同市の交通システムには陸路、水路、空路があり、交通インフラ計画は10年近く前に承認されたがプロジェクトの展開が非常に遅い。
計画では2020年までに高架道路1〜2本とメトロ2〜3本の建設を行い、旅行需要を満たすことになっていたが高架道路は作られておらず、メトロ1号線(ベンタイン〜スイティエン)は遅延が続き、メトロ2号線(ベンタイン〜タムルオン)は建設すら始まっていない。
同市と他地方を結ぶ全長350キロとなる予定の高速道路6本は現状、「ホーチミン〜ロンタイン〜ダウザイ」と「ホーチミン〜トルンルオン〜ミートゥアン」の2本だけとなっており、3本目の「ベンルック〜ロンタイン」間はまだ建設中である。
マイ委員長によると、同市内の交通インフラが必要なレベルに達していない主な理由は資金不足であり、関連するメカニズムや画期的なモデルがないことも要因の1つである。
同市の交通インフラ計画は単なる交通プロジェクトではなく、交通経済の仕組みを考える必要がある。各プロジェクトには多額の資金が必要であり、国家資本に頼るだけでは十分ではない。
レ・アン・トゥアン交通運輸省副大臣はホーチミン市の計画に対して、交通網整備のためのより良い政策を検討すべきであると指摘している。
交通網を整備する際には持続可能な建設に焦点を当てるべきであり、交通網は都市景観の一部でなければならない。「不動産が先でインフラは後」という事態を避ける必要がある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。