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子どものインターネット利用が増加、安全教育に課題
<写真:VnExpress>
ベトナムでは12歳〜17歳の子どもの89%がインターネットを利用しているが、オンラインの危険性を教えられているのは僅か36%である。
先週、労働・傷病兵・社会問題省が主催する「健全かつ創造的なオンライン環境で交流する子どもの保護と支援」会議が開催された。
会議に参加した同省管轄児童局のグエン・ティ・ガー副局長は、UNICEFがINTERPOLおよびECPAT Internationalと共同で行ったベトナムでの有害行為防止に関する調査により、調査前の3カ月間に12歳〜17歳の子どもの89%がインターネットを使用していたことが判明したことを明らかにした。
12歳〜17歳の87%が毎日インターネットを利用しており、インターネット上での安全な過ごし方についてアドバイスを受けたり教わったりしたのは16歳〜17歳を中心とする36%だけであった。
1%の子どもは性的な写真や動画を送るよう要求され、1%の子どもは性的な写真を同意なしに共有され、2%の子どもは性関連の会話に巻き込まれたという。
ベトナム・サイバーセキュリティ緊急対応チームのディン・ティ・ヌー・ホア氏によると、オンライン上で搾取や性的虐待を受けた子どもが警察や支援ホットラインに連絡することはほぼなく、ほとんどの事件は保護者が把握していない場所で起こっている。
また、児童保護に関する全国ホットライン111によるとサイバースペースに関する相談や支援の電話が増加している。
2022年の最初の7カ月間で既に268件の通報があり、主な通報内容は「オンライン環境における子どもの性的虐待に関する相談(31%)」「インターネットの安全な利用方法に関する問題(31.3%)」「子どもがオンラインで誘惑・勧誘されたときの相談問題(7%)」の3つであった。
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