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ハノイで大気汚染が「不健康」レベルに、数日間続く予測
<写真:VnExpress>
ハノイ市では7日に排気ガスや農業、工業などの影響によって大気汚染レベルが「不健康」な水準として記録されており、この汚染状況は今後数日間続くと予測されている。
スイスに拠点を置くIQAir AirVisualによると、7日にハノイ市の大気質指数(AQI)は平均154を記録した。
AQIが100を超えると、幼児や高齢者を中心に肺炎や気管支炎、呼吸不全といった呼吸器系疾患を引き起こす可能性があり、人間にとって不健康とされている。
同市では11月4日〜6日の3日間にわたってAQI指数157、155、161と計測されており、7日には同市に隣接するタイグエン省でAQI指数176が記録された。
この記録によって同省はベトナムで最も汚染された地域となり、AQI指数154のハノイ市と137のホーチミン市が続いた。
8日〜9日にはハノイ市とタイグエン省の大気汚染レベルが「不健康」の水準に留まることが予想されている。
AirVisualによると、大気汚染レベルが「不健康」の地域に住む人々は、屋外ではマスクを着用し、運動を控えることが推奨される。
また、ハノイ市内の主な汚染物質は微細粉塵PM2.5であり、7日に測定された同市内のPM 2.5濃度は60.4μg/m³で、これは世界保健機関が推奨する大気質ガイドライン値の12.1倍である。
ベトナム・クリーンエア・ネットワークのホアン・ズオン・トゥン会長によると、ハノイ市で収穫期後に行われる焼畑が、同市の大気汚染を悪化させる主な要因となっている。
その他の原因としては自動車の排気ガスや建設活動、工業地帯の操業が挙げられている。
昨年発表された研究によると、微小粒子状物質(PM2.5)に晒されることによってハノイ市民の平均寿命は2.49年短縮されるという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。