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ハノイ、大気汚染が「非常に健康に悪い」レベルに
ハノイ市の大気汚染が深刻化している。
12日(日)正午の時点で、同市環境局が運営する市内の観測所3ヶ所で大気質指数(AQI)が200以上を記録し、「非常に健康に悪い」レベルとなった。
大気質指数とは大気汚染の状況・度合いを測る指標のことで、指数が100を超過すると過敏グループにとって健康に悪影響が生じるレベルとされている。
また、指数が150以上の場合は、誰もが健康に影響を受けることがある不健康なレベルで、注意すべき事項として「喘息などの呼吸器疾患を有する人々は、屋外での長時間の運動を避け、他のすべての人、特に子供は、長時間の屋外運動を制限すべきである。」とされている。
ハノイ市のバクトゥーリエム(Bac Tu Liem)区とバーディン(Ba Dinh)区、ドンダー(Dong Da)区に設置された観測所では、それぞれ指数が232、231、211であることが確認されたという。
一方、コウザイ(Cau Giay)区の観測所では指数が134で、ホアンキエム(Hoan Kiem)区にあるアメリカ大使館の観測所では指数が176であることが確認されたという。
ベトナム国内の企業が開発し、今年2月にサービスを開始した大気質モニタリングサービス「PAM Air」でも、ハドン(Ha Dong)区とホアンキエム区でそれぞれ指数が254、267となりを、非常に悪いレベルを記録したという。
スイスに拠点を置くIQAir AirVisualがまとめたデータによると、ハノイ市の12日の大気質指数は188を記録し、世界で4番目に大気汚染が深刻な都市とされた。
同社はハノイ市の大気質は13日(月)までに改善するが、15日(水)までに再び悪化すると予測している。
冬を迎えるハノイ市では今後、降雨量が減少し、空気が乾燥することで微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が高くなりやすくなるため、大気汚染が深刻になるとみられている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。