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ベトナムの糖尿病患者数、3年間で43%増加

2022年11月15日(火)13時41分 公開
ベトナムの糖尿病患者数、3年間で43%増加

<写真:VnExpress>

 

ベトナム保健省によると、ベトナム人糖尿病患者の数は2019年から43%増加し、2022年には約500万人に達したと推定されている。

 

グエン・ティ・リエン・フオン保健次官は14日、患者500万人のうち診断を受けたのは35%、医療機関で治療を受けているのは23%であることを明らかにした。

 

また、今後患者数が急速に増加することが予想されているという。

 

2019年に保健省は糖尿病を患うベトナム人は350万人で、2045年には患者数が倍増する可能性があると発表していた。

 

この350万人のうち約69%が未診断で、治療を受けているのは29%に過ぎなかった。

 

フオン次官によると、糖尿病は地球上で最も一般的な非感染症疾患の1つであり、ベトナムの糖尿病患者数増加は世界の状況と一致している。

 

また、ベトナムでは成人のうち50%が未診断であるという。

 

国際糖尿病連合は2021年時点で、世界の糖尿病患者数が約5300万人で20〜79歳の10人に1人が糖尿病を患っているとしている。

 

ベトナム糖尿病・内分泌学会のチャン・フー・ダン会長によると、糖尿病の合併症が最も危険なリスクである。

 

糖尿病は殆どの国で障がいや早期死亡の主な原因の1つとなっており、失明や心血管疾患、腎不全の主な原因の1つでもある。

 

ベトナムでは糖尿病患者の約55%が心血管系、目や神経系、腎臓に関わる合併症を患っているとされている。

 

同会長は「糖尿病患者の63%が未診断であることは、ベトナムの糖尿病対策にとって課題であり、社会にとってもリスクである糖尿病は経済や医療システム、国民にリスクをもたらす」と指摘する。

 

国立内分泌科院のファン・フオン・ズオン副院長によると、糖尿病の原因は様々であるが、大半が太り過ぎや肥満、座りっぱなしの生活習慣によるものである。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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