おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...
フランスのオークション、ベトナム絵画が約1500万円で落札
2023年03月09日(木)10時06分 公開
<写真:VnExpress>
6日夜にパリのAGUTTESでオークションが開催され、ベトナム人画家である故ルオン・スアン・ニー氏の作品「Préparation de la fête du Tet(テトの準備)」が10回の入札の後に、10万4000ユーロ(約1503万円)の価格で落札された。
同絵画は、旧正月(テト)休暇中のハノイ市旧市街クアンチュオン門前で、散策や取引をする人々の賑やかな様子が描かれた絹本着色画である。
テトの雰囲気を表現するものとして、淡いピンクと白の花が描かれており、柔らかな色彩の帯と繊細な筆致が作品に深みを与えている。
同オークションハウスは同絵画を「絹の上に墨と色彩を使用した典型的な手法が絵画に伝統的な魅力をもたらし、パレットの柔らかさが画家にふさわしい繊細さをもたらしている」と紹介した。
同絵画はハノイ市の個人コレクターがニー氏から購入し、1980年にフランスのコレクターに贈答されたものである。
ハノイ市出身のルオン・スアン・ニー氏(1914-2006)は、20世紀のベトナム芸術を代表する人物として知られている。
同氏は1936年からベトナム国内外の美術展に参加し、1938年には同氏の絹本着色画「Quan Nuoc Ben Duong(舗道カフェ)」がニューヨークの美術館に購入されたこともある。
同氏の作品は西洋とベトナムの技法が混在しており、エレガントさと柔らかさを持ち、ベトナムの純粋な美しさの夢幻的で生き生きとした印象を失うことなく、現実を描いているという。
AGUTTESオークションハウスは1974年に設立されたフランスで4番目に大きなオークションハウスであり、ベトナム人アーティストを対象としたオークションを数多く開催している。
[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
あなたにおすすめの記事
もっと見る
Loading...
Loading...
Loading...