おすすめのプロモーション
ハノイでデング熱患者が増加、前年同期比で4.7倍の患者を記録
<写真:VnExpress>
ハノイ市ではこの1ヶ月間で1週間あたり平均500人のデング熱患者が記録されており、前月比で4.3倍増加し、同市内全域で110件のデング熱流行が記録されている。
同市疾病管理予防センター(CDC)によると、同市では2023年に入ってから2800件の症例が確認されており、昨年同期比で4.7倍に増加した。
感染者が最も多かったのは同市タックタット郡で483人、次いでホアンマイ区、バクトゥーリエム区、タインチ郡がそれぞれ200人前後であった。
7月以降に同市内の某病院熱帯病科では1日あたり約20人のデング熱患者を受け入れており、その大半が妊婦、高齢者、複数の慢性疾患を持つ人々である。
感染患者は大半の場合、吐血、膣からの出血、黒色便、肝酵素上昇、胸水貯留、低血圧など、症状が重症化してから病院を訪れている。
ベトナム国立小児病院では今年に入ってから120人の子供がデング熱で入院しており、昨年同時期の2倍となっているという。
同市をはじめとする北部地方は過去数週間にわたって豪雨に見舞われている。デング熱は蚊が媒介するため、蚊の幼虫が繁殖する水溜り等の増加する季節に、デング熱がピークに達することを意味する。
医師によると、39〜40度の発熱、激しい頭痛、筋肉痛、目の痛みなどがある場合は、早急に検査を受ける必要がある。
ベトナムは自国民に影響を及ぼしている28の一般的な感染症の中で、最大の死者をもたらす感染症の1つであるデング熱に対処する効果的な方法を見つけようとしている。
世界的に利用可能な唯一のワクチンは、デング熱にかかったことのない人には推奨されていない。
EUの機関である欧州CDCによると、2023年には、これまでに世界で300万人以上のデング熱感染者と1500人以上のデング熱関連死が報告されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。