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ハノイ市でデング熱患者急増、病院が過負荷状態に

2022年11月15日(火)14時06分 公開
ハノイ市でデング熱患者急増、病院が過負荷状態に

<写真:VnExpress>

 

ハノイ市ではデング熱感染が急増しており、デング熱患者は病院のベッドを共有するか自宅で入院の順番待ちをするしかない状態になっている。

 

ハイバーチュン区のタインニャン総合病院では現在250人のデング熱患者を治療しており、同院のグエン・トゥ・フオン医師によると、10月初旬からデング熱患者数が急増し、指定されたすべての診療科のベッドが埋まってしまったという。

 

最近は一度に多くの患者が来院するため、軽症の患者を一時帰宅させ、後で入院させるように予約を行っている。

 

北部地域全体をカバーする最大の医療施設であるバックマイ病院熱帯病センターでもデング熱患者が大幅に増加しており、15平方メートルの部屋に6つのベッドが詰め込まれ、1つのベッドを患者2人で使用している。

 

また、他の病気を治療するために指定された部門でもデング熱患者とベッドを共有しなければならない状況である。

 

同熱帯病センターのドー・ズイ・クオン医師によると、センターの状態は悪化する一方で、現在は医療機器の不足によって患者が検査結果を得るために必要以上に長い時間を要している。

 

ベトナムを代表する感染症治療病院である国立熱帯病病院では、ここ数日にわたって1日あたり10〜20人のデング熱患者を受け入れており、同病院の救急部で治療を受けている患者の半数以上がデング熱患者という日もあるという。

 

デング熱は患者自身が早く診察を受けて入院することで重症化せずに済む可能性が高く、死因の多くは患者が病院で診察を受けることが遅れたことによるものが多い。

 

早期診断によって症状の悪化や入院を防ぐことができ、病院の負担を軽減することも可能となる。

 

ハノイ市疾病管理センター(CDC)によると、ハノイ市では今年に入ってから昨年同期比で3.5倍となる1万700人以上のデング熱患者が記録されているが、デング熱患者数は未だピークには達しておらず、今月末までに多くの患者が発生すると予想している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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